※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:オフセット印刷
Q:印刷機の見当精度のチェック方法を教えてください
A:見当精度をチェックする方法として、スクリーン線数133線・40%の平網を4色刷りあわせてモアレをみます。スクリーン線数が175・200線になるとモアレが細かくて見ずらくなり、120線以下になると荒過ぎて判断しにくいという経験則から133線・40%の平網が用いられることが多いです。
スクリーン角度は4版とも、平行にしておきます。スクリーンは、それぞれ30度の角度をつけることによりモアレが最小になりますが、逆に平行から少しずれたところでモアレが最大になります。
各版のスクリーンをほぼ平行にして、Bk・C・M・Yの順に印刷するとモアレが発生します。このときにモアレのパターンが一定であることを確認することにより機械の見当精度を目視で判断します。もし、モアレのパターンが動くようでしたら機械の調整が必要ですし、うまくいかない場合はメーカーに問い合わせる必要があります。
ちなみに、イエローは目立たない色なので、上記テストをするときはグリーンなどの目立つ色で印刷されます。
(2002年3月18日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)