※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:見積もりを出す際にあらかじめ校正の回数も含めて計算しておくものなのでしょうか。
A:校正回数は官公庁の仕様書の中には校正回数何回というのを書くケースはあります。しかし、顧客が民間会社の場合は殆どないです。見積もりで最終的に金額が合わなくなる原因として、校正を何回やったかということもあります。「修正や校正回数によっては別途見積もりします」という旨の文言を見積もりの中で表記しておいたほうがいいでしょう。
本来、見積もりは絶対値ではありません。ですから、校正刷り何回までいくらとあらかじめ提示しておいたほうがいいと思われます。見積書の中に別途計算項目という欄がありますが、ここには修正や仕様替えがあったら別途見積もりをする旨しか表記されていません。これでは顧客に対し印刷会社が考えている意図が伝わりにくいこともあります。そひて、仕事が終わってから実際にかかった費用を伝えても払ってもらえないこともあります。
金額に関しては枚数も関係してきます。特に色校正は代理店がからんでくると枚数が増えて金額も違ってきます。校正刷りを確認する人が何人かで当然枚数も変わってきます。そうなると修正も増えることがあります。
あらかじめ色校正は何回やったらいくらになるということを見積書の中で記述して、曖昧にしないほうがいいでしょう。
(2009年8月10日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)