コントロールストリップの比較(005)

掲載日:2014年9月10日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報 : 管理

 

コントロールストリップの比較(005)

 

【概要】
コントロールストリップを選定するにあたって比較項目はどのようになるのでしょうか。

 【解決方法】
コントロールストリップスには,世界中で10種類以上ありますが管理する目的は
1.インキ濃度
2.インキトラッピング(2次色)
3.ダブリ・スラー
4.ドットゲインなど網点変量
5.刷版焼度スケール(刷版管理用ゲージ)
6.グレーバランス(カラセパレーションカーブや使用プロセスインキの種類によって多少変ります)
これらのうち1~5は各ストリップ共通で計測管理できます。海外から持ち込まれたグレーバランスチャートは,日本のプロセスインキを使い標準濃度で印刷すると赤っぽくなります。JPA(日本プリンティングアカデミー)で作られたGCS(グレーコントロールストリップス)+BS-595(ベーシックスケール5% 95%)の組合せが,グレーコントロールをより一層有効で,かつ簡易に出来るものとして使われています。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)