印刷中にインキつぼに水が溜まるのは?(264)

掲載日:2014年9月11日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:ダンプニング

印刷中にインキつぼに水が溜まるのは?(264)

【概要】
 印刷中にインキつぼに水が溜まるのは?

 【解決方法】
 印刷中のインキは、インキつぼから送り出されたインキは練りローラ・着ローラと渡って版面に接触し画像にインキを着けます。その後,インキは今まで通ってきたローラ間を逆に通ってインキつぼまで戻ります。これをインキ50/50の原則と言います。版面の湿し水量が多いと、インキは湿し水を抱き込み、そのままインキつぼまで戻ります。インキつぼでは抱き込まれた湿し水とインキが分離して水滴となってインキつぼに溜まるのです。

 対処方法としては、湿し水量を絞り込むことです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)