反転胴付機械の見当不良について(245)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

反転胴付機械の見当不良について(245)

 

【概要】
 反転胴付機械の見当不良について

【解決方法】
 反転胴付の4色機にはストレート4色機に比べて、反転のための単胴が2胴多く付いています。印刷機は、くわえ替えが多いほどトラブルが発生しやすいのです。
 新台のうちはトラブルはあまり目立ちませんが、3年・5年と経過するうちに、爪の調整 精度も劣ってきます。特に反転胴の爪は圧胴の爪に比べて、幅が狭いものもあります。
そのため、その爪を経由した用紙は、絞られた形になり、変形するのが問題を起こす原因になりやすいことです。
ストレート・反転を繰り返すうちに、さらに爪の調整精度が落ちましょう。
まめに、爪調整を繰り返す以外に良い方法はありません。

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)