6胴目とチェーングリッパのタイミング(083)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

6胴目とチェーングリッパのタイミング(083)

 

【概要】
6胴目とチェーングリッパのタイミングは決っているのでしょうか?

 【解決方法】
 結論から言うと,数値的に表現するには,メーカーのサービスに尋ねるしか方法がありません。
 尚,くわえ替タイミングの調整を行うには,最終ユニット(6色目)の圧胴爪が用紙を完全に離した位置より5~10m/m(5~8m/m)戻った位置で,チェーングリッパが用紙を咬えるように位置を調整してみて下さい。
 手回しハンドルで行った方が,より正確に位置決めが出来ると思います。他の胴間においても,同様に調整して下さい。(但し,5~10m/m(5~8m/m)はあくまでも目安です)
その他チェック項目として,
 (1)5-6胴間の紙の受渡しタイミングは正常か。
 (2)6胴と排紙胴の紙の受渡しタイミングは正常か。
 (3)6胴目の爪の深さと爪圧のチェック
(4)6胴目爪のくわえ代が7m/m位あるか。
を再度確認してみて下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)