※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報:機械調整
ダブリの種類と発生頻度(082)
【概要】
ダブリの中で発生しやすい種類のものと,しにくいものはありますか?
【解決方法】
様々な条件が重なって発生する為に,一言では言えません。
しかし,日々,機械のメインテナンスを充分に行っていれば基本的調整不備によるトラブルは少しでも防ぐことが出来ると思います。標準的胴仕立てを行う事でも,多くは防ぐ事は出来るはずです。
トラブルが発生したときは,その原因が機械要因によるものか,材料要因によるものか分類する事により,より一層解決が早まるでしょう。
常日頃から,機械の状態を最良にしておく事が大切です。
最後に,逃げられない問題として紙質があげられます。薄紙の時などは,特に顕著に現われやすいので注意して印刷する事をすすめます。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)