針引量の適直範囲(079-5)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

針引量の適直範囲(079-5)

【概要】
 用紙を引く量は3mm~6mmの範囲でといわれますが,ひどい場合は大きくズレていなくても用紙を動かす必要があることもあると思うのですが?

 【解決方法】
 針引量は通常3~6mmとありますが,用紙の厚さによって引き量を変える必要が生じます。例えば0.04mm厚さの紙の場合引き量は3mmにします。やや厚い用紙(0.10mmk以上)は5mmになっても問題は起きないでしょう。どのような用紙でも6mm以上の引き量になると針見当に問題を起こすでしょう。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)