デリバリでの紙の落下距離とトラブル(075-2)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

デリバリでの紙の落下距離とトラブル(075-2)

【概要】
 印刷用紙がデリバリ爪から放されて,排紙台に落下する時,その誤差が大きすぎると,どういうトラブルがでるのでしょうか?

 【解決方法】
 刷了紙までの距離が多い場合,紙揃えがうまくいかず,結果的に裏付きする場合があります。つまり,紙の横揃えによりズレた分刷了紙が押され,そのズレ分が刷了紙間で摩擦となり悪い結果をもたらします。
 刷り出し時の最初は,落差が大きいので,紙揃えが多少困難であると思います。こういうところでは,裏付等が多いのではないでしょうか。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)