凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下凸版印刷)は、大阪から新ビジネスを創出するオープン・イノベーション・プロジェクト「Toppan Open Innovation Lab “amiten”(トッパン・オープン・イノベーション・ラボ「アミテン」)(以下 amiten)」の運用を開始します。
「amiten」は、地域・社会のために新しい価値をもう一度デザインし、イノベーションを起こしたいスタートアップ企業やエンジニア・デザイナーなどと凸版印刷が共創しながら新事業を推進・支援するプログラムです。
その第一弾として、訪日外国人を対象としたインバウンドビジネスをテーマに新ビジネスを創出する協業・共同開発パートナーを募集するオープン・イノベーションイベント「Re:design inbound(リ・デザイン・インバウンド)」を2015年9月26日(土)から実施します。最終発表にて優秀な成績を修めた事業については、凸版印刷と共同で事業化に向けた検討を行います。
■ 「Toppan Open Innovation Lab “amiten”」について
凸版印刷は、「印刷テクノロジー」を活用したさまざまなソリューションを開発し、社会課題の解決に貢献してきました。またこれらの事業活動を通じて、多岐に渡る業界とのネットワークを構築、各業界・分野に精通した多様な人財を育成してきました。
今回、これらの技術やノウハウ、業界ネットワークを活用し、大阪から新たなビジネスを創出していくオープン・イノベーション・プロジェクトの運用を開始。人や技術が共に交わり結びつくことで新しい価値を生み出し、イノベーションを起こしたい企業・団体と共創しながらビジネス化を促進し、地域経済の活性化にも貢献します。
■ オープン・イノベーションイベント「Re:design inbound」実施の背景
2014年の訪日外国人の数は過去最多の1,341万人で、前年比29.4%の伸び率を記録。2015年は44年ぶりに日本からの海外旅行者数と、海外からの訪日外国人数がほぼ同数になると推計されており、今後ますますの伸長が予想されます。
凸版印刷はこれまで、流通や通信業界、交通、宿泊施設、自治体などと連携し、多言語対応や位置情報を活用した情報提供、認証・決済など、インバウンド市場における課題解決に向けたソリューションを提供してきました。また、プロジェクションマッピングやAR/VR、高精細映像を活用して観光資源の魅力を高め、日本の魅力を世界に発信するコンテンツ制作を行ってきました。
今回、大阪市が2013年4月に開設した「Osaka Innovation Hub(大阪イノベーションハブ)(※)」の協力のもと、訪日観光客を対象としたインバウンドビジネスをテーマに新ビジネスの事業化を目的としたオープン・イノベーションイベントを実施。凸版印刷の事業拡大を目的とした新ビジネスの創出を目指します。
■ 「Re:design inbound」の開催概要
開催日時 [1日目] 2015年9月26日(土)
[2日目] 2015年10月9日(金)
開催場所 [1日目] 凸版印刷株式会社
大阪府大阪市北区中之島2-3-18
中之島フェスティバルタワー内
[2日目] 大阪イノベーションハブ
大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC
協力企業 株式会社電通国際情報サービス、ABCドリームベンチャーズ株式会社、
トーマツベンチャーサポート株式会社、合同会社フィラメント、
エクスポートジャパン株式会社、株式会社ベストリザーブ、
株式会社アドップ、GOB Incubation Partners株式会社、
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ、大阪府、
株式会社ナイトレイ など
プログラム [1日目] ビジネス開発ブートキャンプ
イノベーションが促進されるようなチームビルドを実施。
ビジネス開発についての基礎と成果物としての必要な要素を理解し、
現状の課題を導き出す。
・オリエンテーション
・インバウンドビジネスに関するセミナー
・ビジネス開発ワークショップ
[2日目] 最終発表および審査
2週間の成果を発表、凸版印刷ならびに協力企業による適正な審査を
経てその内容を審査。優秀な成績を修めた事業は今後凸版印刷と
事業化を検討する。
・ビジネスプランの最終発表/審査/表彰
・ネットワーキング(懇親会)
主催 凸版印刷株式会社
共催 大阪イノベーションハブ
※ 「Osaka Innovation Hub」について
大阪イノベーションハブは、世界市場に挑戦する企業家や技術者が集まるビジネス創出支援拠点です。「大阪から世界へ」をテーマに、ビジネスのスケールアップにつながるプログラム(年間約200回)を展開しています。そして、多様な人や企業、アイデアの交流を通して、コミュニティの形成やビジネスプランの事業化をサポート。「起業家を生み、育て、成功者にし、成功者が次の成功者を生む、関西における循環システム(イノベーションエコシステム)」の構築を推進しています。
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を代表機関とする共同事業体「innovate!osaka」が企画・運営しています。