3月の広告業売上前年比は▲1.4%であった。マス4媒体全体は昨年10月以降6カ月連続の前年割れ(▲1.1%)である。テレビが6ヶ月連続の前年割れて全体の足を引っ張っているが、3月は新聞も前年割れ(▲0.3%)となり、2月よりもマイナス幅が大きくなっている。雑誌は▲7.6%と大幅なマイナス、ラジオも▲0.1%とわずかながら前年を下回った。2月に▲12.6%という大幅な落ち込みになった折込・DMだが、3月は8.2%増と回復している。交通広告も好調(7.9%増)であった。
3月の印刷情報用紙の国内出荷高前年比は0.8%増の微増であった。非塗工用紙は2月に続いて前年同月を上回る2.4%増である。上級紙(3.1%増)が2月の6.0%増に続いて伸びている。塗工用紙は、コート紙が1.0%増と若干伸びたが、軽量コートが▲1.7%と前年を下回り、全体としては±0.0%である。微塗工印刷用紙は、2月(3.7%増)並みの3.6%増である。情報用紙は、フォーム用紙が▲10.1%と落ち込んで足を引っ張り、全体としては▲1.0%に終わった。
(「JAGAT info 2006年7月号」より)
2006/07/09 00:00:00