4月の広告業売上前年比は▲0.1%と前年並みであった。ただし、マス4媒体全体は▲6.3%と大幅な前年割れになっている。昨年10月以降7カ月連続の前年割れである。4月は、テレビの▲5.2%を始め、他の3媒体も5%を上回る前年割れになっている。SP関係では交通広告が7.9%増で好調であった。折込み・ダイレクトメールは4.6%増と順調だが、SP/PR/催事企画は0.1%増と前年並みに終わった。2005年に復調の兆しを見せた屋外広告だが、この3ヶ月は5%以上の前年割れである。
4月の印刷情報用紙の国内出荷高前年比は0.6%増であった。非塗工印刷用紙は1、2月の順調な伸びから一転、▲5.6%である。中級用紙(▲16.2%)、下級用紙(▲7.2%)が大幅な前年割れになった。微塗工印刷用紙は好調で、2月の3.7%増、3月の3.6%増に続いて、4月は7.7%増になっている。塗工印刷用紙は、アート紙は不調(▲5.6%)だが、コート紙が2.3%増、軽量コートが2.7%増と順調である。情報用紙は、フォーム用紙が3月に続いて2桁近く落ちている(▲9.3%)。
(「JAGAT info 2006年8月号」より)
2006/08/01 00:00:00