出版市場は現在右肩下がりとなり、その傾向は止まらない。特に雑誌市場は深刻と言える。インターネットやケータイなどの影響は明らかだ。それらによって速いスピードで情報を得ることができるようになり、情報を得るための媒体としての価値が低下している。従って、可能な限り新鮮な情報を掲載し、誌面の価値を高めるという必要性が高くなった。同時に、さらなるコスト低減や合理化が要求されている。これらの課題を解決するための制作フローの改善に乗り出すとともに、Webやケータイメディアへの進出、連動などに取り組む出版社が増えている。今、雑誌制作において出版社はどのような課題を抱え、それらをどのように解決していこうとしているのか。このような出版社側の動きに対して果たして印刷会社側に期待されていることは何か。出版社における雑誌制作の課題とそれに対する取り組みを探る。
○変わる情報誌の制作工程
雑誌ビジネスを支援する制作システムへ
○編集制作を内制化して効率化
雑誌制作の速報性への対応
○スキルレスDTPによる新たな出版ワークフロー
JAGATでは、2006年5月15日「PDF/Xカラー印刷はじめの一歩」と題したセミナーを開催した。PDF/Xフローで色品質を意識した現実的な運用とは何か?を多角的に捉え、3本のメインセミナー、「PDF/Xを利用したカラー印刷基礎知識」「PDF/X 印刷トラブル解決法」「PDF/Xの品質と出力保証を高めるPDF/X-Plusの運用」の合間に、PDF/X-PlusJ推進協議会メンバー企業の提案するワークフローの紹介、ミニ展示を並行して開催。複数の会場を自由にご覧いただき、企業ごとの目的や課題に合わせ「見て・聞いて・触って・相談できる」セミナーイベントとした。メインセミナーの模様を今月号と来月号の2回にわたって紹介する。
○PDF/Xを利用したカラー印刷基礎知識
○クライアントと製版現場から提起する色品質とPDF/Xフロー運用の課題とその解決策
綴じ方の基準/岩田知二
マーケティング発想をのびのび成長させるためのポイント/大槻陽一
無駄でない労苦/苅田和房
印刷物にユニバーサルデザインを導入 その2/渡辺慶子→立読みページはコチラ
マイクロソフトの新しいフォントとPDF〜文字の変化とPDFの対応〜/井上 務
アプリケーション操作によるトラブル
印刷のボキャブラリー―JDF、JMF、PrintTalk
印刷物のリーチを広げるフリーマガジン/小笠原治
変革時代を知らない経営者たち/山田英司
●色再現のサイエンス●無線LAN/東 陽一
モアレって何だろう?
『上司をマネジメント』『「場の空気」が読める人、読めない人』/前田孝夫
求心力が低下する組合と悪化する書店経営/永江 朗
ネットワークマルチファンクションプロッタ
Teriostar LP-1010 Series
印刷業の売上高は回復傾向?
切手やはがきから、美術・印刷史が見える―逓信総合博物館
「プロ」としてより良いものを求めていく/中橋睦子→立読みページはコチラ
CTPワークフローの校正にLP-1010を採用 生産性、品質、コストで大きな効果
デジタルイメージング事業部の誕生によって、三菱製紙の総合力を発揮
2006/08/23 00:00:00