本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

プリンターズサークル2006年8月号

■特 集
変わる雑誌制作フロー

―進む内製化とネットワーク活用―

出版市場は現在右肩下がりとなり、その傾向は止まらない。特に雑誌市場は深刻と言える。インターネットやケータイなどの影響は明らかだ。それらによって速いスピードで情報を得ることができるようになり、情報を得るための媒体としての価値が低下している。従って、可能な限り新鮮な情報を掲載し、誌面の価値を高めるという必要性が高くなった。同時に、さらなるコスト低減や合理化が要求されている。これらの課題を解決するための制作フローの改善に乗り出すとともに、Webやケータイメディアへの進出、連動などに取り組む出版社が増えている。今、雑誌制作において出版社はどのような課題を抱え、それらをどのように解決していこうとしているのか。このような出版社側の動きに対して果たして印刷会社側に期待されていることは何か。出版社における雑誌制作の課題とそれに対する取り組みを探る。

○変わる情報誌の制作工程
雑誌ビジネスを支援する制作システムへ

方正株式会社 第一事業部 副事業部長 古市 健

http://www.founder.co.jp/

○編集制作を内制化して効率化
雑誌制作の速報性への対応

株式会社角川書店 生産管理局 編集制作デジタル化グループ

http://www.kadokawa.co.jp/

○スキルレスDTPによる新たな出版ワークフロー

株式会社NSS 副社長 表 淳一

http://www.nss-w.com/

■Focus2006
ここから始めるPDF/Xカラー印刷の基礎

JAGATでは、2006年5月15日「PDF/Xカラー印刷はじめの一歩」と題したセミナーを開催した。PDF/Xフローで色品質を意識した現実的な運用とは何か?を多角的に捉え、3本のメインセミナー、「PDF/Xを利用したカラー印刷基礎知識」「PDF/X 印刷トラブル解決法」「PDF/Xの品質と出力保証を高めるPDF/X-Plusの運用」の合間に、PDF/X-PlusJ推進協議会メンバー企業の提案するワークフローの紹介、ミニ展示を並行して開催。複数の会場を自由にご覧いただき、企業ごとの目的や課題に合わせ「見て・聞いて・触って・相談できる」セミナーイベントとした。メインセミナーの模様を今月号と来月号の2回にわたって紹介する。

○PDF/Xを利用したカラー印刷基礎知識

グローバルデザイン株式会社 代表取締役
PDF Conference実行委員会 委員長
白旗保則

有限会社コア・プラネット 取締役 CMSコーディネーター 森山隆次

○クライアントと製版現場から提起する色品質とPDF/Xフロー運用の課題とその解決策

株式会社情報システムエンジニアリング 代表取締役
PDF Conference実行委員会 副委員長
テクニカルコミュニケータ協会 運営委員
黒田 聡

株式会社サンケイリビング新聞社 情報システム部 ディレクター 奥住 一

日宣テクノ・コムズ株式会社 製作部 ゼネラルマネージャー
PDF/X-PlusJ推進協議会 運営委員
西村征己

■プリンターズサークル 仕事の教室
〜新連載〜

営業で使える製本知識Q&A

綴じ方の基準/岩田知二

若葉マーク・マーケターのための企画提案力レッスン

マーケティング発想をのびのび成長させるためのポイント/大槻陽一

■連載
苅田和房のビジネス'オープンセサミ'マネジメントQ&A

無駄でない労苦/苅田和房

ユニバーサルデザインと印刷

印刷物にユニバーサルデザインを導入 その2/渡辺慶子→立読みページはコチラ 

PDF/Acrobat道場

マイクロソフトの新しいフォントとPDF〜文字の変化とPDFの対応〜/井上 務

DTPデータトラブル救急隊/古殿竜夫

アプリケーション操作によるトラブル

〜新連載〜

探検XMLボキャブラリーの世界/岸 和孝

印刷のボキャブラリー―JDF、JMF、PrintTalk

Input Output

印刷物のリーチを広げるフリーマガジン/小笠原治

新規開拓の'正しいやり方'

変革時代を知らない経営者たち/山田英司

DTPエキスパート認証試験対策講座

●色再現のサイエンス●無線LAN/東 陽一

再点検!! 印刷の知識

モアレって何だろう?

■Business Cafe

BOOKS

『上司をマネジメント』『「場の空気」が読める人、読めない人』/前田孝夫

PUBLISHING

求心力が低下する組合と悪化する書店経営/永江 朗

■PC Tech In

ネットワークマルチファンクションプロッタ
Teriostar LP-1010 Series

株式会社セイコーアイ・インフォテック

■データ・アイ

印刷業の売上高は回復傾向?

■カレイドスコープ

切手やはがきから、美術・印刷史が見える―逓信総合博物館

■DTPエキスパート仕事の現場

「プロ」としてより良いものを求めていく/中橋睦子→立読みページはコチラ

■Teriostar LP-1010 Seriesユーザー事例

CTPワークフローの校正にLP-1010を採用 生産性、品質、コストで大きな効果

株式会社セイコーアイ・インフォテック

■PRのページ

デジタルイメージング事業部の誕生によって、三菱製紙の総合力を発揮

2006/08/23 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会