5月の広告業売上前年比は6.5% 増で、1月以来4ヶ月ぶりに前年を上回った。テレビが0.1%増と12ヶ月ぶりにプラスとなったほか、新聞が9.5%増と大きく伸びてプラスに貢献した。マス媒体ではラジオのみが前年割れ(▲1.6%)であった。
また、SP関係でも折込・DM(10.4%増)、交通(10.3%増)、SP/PR/催事・企画(12.4%増)と非常に大きな伸びとなり全体を牽引した。折込は、サービス業からの出稿の伸びが鈍化しているが、シェア1位の小売業が回復基調にある。
5月の印刷情報用紙の国内出荷高前年比は1.9 %増であった。情報用紙は、PPC(1.5%増)、情報記録紙(6.6%増)、複写原紙(2.8%増)が伸びたが、フォーム用紙は▲2.4%と低調であった。
非塗工印刷用紙は、上級紙が0.8%増と伸びたが、中級紙が▲7.1%と足を引っ張り、全体としては▲1.2%であった。塗工印刷用紙は、軽量コートが5.3%増と好調で、コート紙も0.6%増となり、アート紙の不調(▲4.0%)をカバー。微塗工印刷用紙は8.7%増で相変わらず好調である。
(「JAGAT info 2006年9月号)より)
2006/09/20 00:00:00