印刷会社の営業は、これまで長い間にわたって印刷物受注の営業と言えた。しかし、ITやデジタル化が進展してメディアも多様化する中で、顧客はどのようにして自社の商品を売るのかを改めて見直しているようだ。販売促進のためのツールとしてのチラシやパンフレット、ポスター、POP広告なども、従来以上にトータルなSP(セールス・プロモーション)戦略の中で効果的な活用が模索されることになる。従って、印刷会社の営業は単なる印刷物製作のための営業から脱して、顧客が自社製品を販売するに当たっての販売支援ができる営業と位置付けないと、印刷物の受注は難しくなり、受注できたとしても単なる印刷物製作では価格競争に巻き込まれることになる。これからの印刷会社の営業は、SPを理解して、SPツールとしての効果的な印刷物製作を提案していくことが求められるのではないだろうか。印刷営業に必要になるSP知識と印刷会社の活動を紹介する。
印刷営業のためのSP知識
ダイレクト・マーケティングの視点から販売促進を支えるさまざまなツールを開発
GLOBAL IDEASブランドで海外からの販促ツール活用
メディアが急激に変化する時、さまざまな概念や言葉が登場する。ひと昔前で言うならマルチメディア、今ならWeb2.0やブログなどだろう。それらを単なる流行の言葉で終わらせずに、どのように関わればビジネスとして成り立つのか考える必要がある。AmazonやGoogleに見られるように、ニッチの部分をたくさん合わせたロングテールの部分を大きなビジネスとして成長する企業が登場している。
株式会社ロフトワークでは、クライアントのニーズにマッチした制作物を作ることをビジネスの大きな強みとしている。同社代表取締役 諏訪光洋氏に、最新の受注案件からSNSやブログなどと組み合わせた制作関連の事例などを伺った。新しいメディアとしての「ブログ」「広告」「制作」の観点から、ビジネスの最も盛り上がる部分はどこかについて探る。
〜新連載〜
●表紙、帯、カバー、ケースの設計ほか/岩田知二
●「女性視点」という最も忘れてはならない大切なこと/大槻陽一
●Birds eye view(俯瞰)/苅田和房
●江戸川区バリアフリーマップ UD印刷事例その1/渡辺慶子
●皆が1億市場を目指す必要はない/小笠原治
●社内の全体を変革する一大セレモニー/山田英司
●速報:PitStop Professional 7〜印刷現場の要望を取り入れた新機能の数々〜/井上 務
●PDF入稿の注意点/古殿竜夫
〜新連載〜
●書誌情報のボキャブラリー ―RDF、RSS、Atom/岸 和孝
●プロセスインキの濃度と色●データ圧縮/東 陽一
●禁則処理と調整
●『Web2.0でビジネスが変わる』『ネットがテレビを飲み込む日』/高木利弘
●コンビニエンスストアの変容/外川洋子
●アフィリエイトってネットだけ?/片岡 操
オフセット印刷機でのインライン箔押しシステム
ローランド・インラインフォイラー/ディック・マンローランド株式会社
PDF/Xの品質と出力保証を高めるPDF/X-Plusの運用/足立 仁
実践! PDFプロファイルの使い方/川井浩司
●適職への再挑戦を希望する若者が増加
●大正モダニズムと広告展 アド・ミュージアム東京
●時代に合わせ自らも進化し続ける/井出 研 立読みページはコチラ
●クロスメディア・パブリッシングの必要性と実現への課題/日本オラクル株式会社
●東京カラーフォト・プロセス株式会社/株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン
●東京機械製作所 輪転機製造100周年を記念して『輪転機のあゆみ』を発刊
2006/09/25 00:00:00