近年、さまざまなスタイルのフリーペーパーの発行が急速に増加している。
例えば、地域の飲食店や店舗の情報を網羅したフリーペーパーであれば、その制作工程は多数の広告主と原稿や校正のやり取りを行うため、煩雑となることが多い。そのため、連絡漏れや修正漏れによるミスも少なくない。
一方、Web上から原稿入力やレイアウト指示を行うオンラインパブリッシングが普及しつつある。
これらのシステムによるフリーペーパー制作では、広告営業担当はWebブラウザ上のフォームからデータを入力するだけで、リアルタイムに企業(コマ)単位の校正をPDFファイルとして受け取ることができる。コマ単位の校正を先行させることで、ページレイアウトも自動化される。さらに、Webページ等デジタルメディアの制作とも連動している。
ASPサービスとして運用される場合には、発注者側で特別な設備やソフトウエアを用意することなく、Webブラウザ環境だけで実現することができる。
本ミーティングでは、フリーペーパー・旅行パンフなど、定期的な印刷物制作におけるワークフローを効率化する「オンラインパブリッシング」について考察する。
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