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コスト削減に有効なロールフィーダー

いままでロールフィーダーは巻取り紙を扱うため紙の種類は一定で仕事の範囲も制限されるなどさまざまな課題を抱えていた。しかし、最近は技術の進歩により多くの課題が解消され作業効率が向上した。

また2〜3年の間、特に巻取り紙の値段が安くなりコスト削減にも繋がることからロールフィーダー付きの枚葉機が注目を集めている。

ロールフィーダーは40年以上も前から欧米では存在していた。以前はカット寸法を交換するにもかなりの時間を要していたが、最近は機構も大幅に改良されサーボモータで駆動させることで正確な制御が可能となり作業効率もアップした。

 その結果、巻取り紙を使うことによるコスト削減、2枚差しのトラブルをゼロにでき、オペレータは紙積み作業がなくなることにより負担が軽減され、オフ輪をもつ会社では、これまで捨てられていた巻取り紙の残紙を利用できる等のメリットも期待できるようになった。

『JAGAT info10月号』より抜粋

2006/10/19 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会