7月の広告業売上前年比は4.0%増で6月のマイナス(▲0.2%)から一転して好調あった。2006年に入ってからの7ヶ月は、小幅な前年割れの月が4回ある一方、5月の6.5%増、7月の4.0%増と高い伸びをする月があるなど、不安定な動きになっている。7月は、テレビが再び前年割れになってマス4媒体全てがマイナス成長であった。しかし、その他(20.3%増)、交通広告が健闘(8.9%増)し、折込・DMも堅調(1.5%増)であることで全体としてはプラスになった。
7月の印刷・情報用紙の国内出荷高前年比は0.3%増で、6月に続いてほぼ前年並みであった。情報用紙は,主力のフォーム用紙(▲2.7%)、PPC用紙(▲1.8%)が前年割れとなって、全体としても▲0.5%となった。印刷用紙では、非塗工紙が久しぶりに1.5%と前年を上回った。上級紙(4.7%増)、中級紙(4.2%増)ともに大幅に伸びたからである。微塗工紙はやや伸びが鈍って1.1%増であった。塗工紙は軽量コート紙が前年割れ(▲0.3%)になり、全体としては▲0.1%の前年並みであった。
(「JAGAT info 2006年11月号」より)
2006/11/12 00:00:00