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肌色シンポジウム

〜 肌色に関する素養を身につけ、画像再現に取り組む人材の感性と思考力のさらなる向上を目指す 〜

テキスト&グラフィックス研究会 シンポジウム 関連記事「どうして肌色は、気がかりなのか?」

開催日時 2007年1月24日(水)
10:30-17:00(受付は10:00から)
趣旨  人は、なぜ肌色に対して敏感なのだろうか。肌色の好みとはどのようなものだろうか。また、そもそも肌色とはどのようなものなのか。

 色再現で、もっともこだわり、投資し、差別化の対象になるのが肌色である。肌色は、最重要な色とされ、印刷業界をはじめ多くの分野で研究対象とされている。
 また、色をデータとして管理できる技術が向上したことにより、肌色は感覚的なものから数値管理できるものに変わりつつある。

 本シンポジウムでは、各分野の専門家による肌色に関するさまざまなデータから、肌色の見え方やデバイスによる再現などを科学的な視点で多角的に紹介する。肌色に関する素養を身につけることによって、画像再現に取り組む人材の感性と思考力のさらなる向上を目指している。
構成と内容

[講師や時間割はやむを得ず一部変更する場合がございます]
●10:30-10:45 オリエンテーション

(社)日本印刷技術協会 常務理事 小笠原 治

●10:45-12:00 ナチュラルビジョンプロジェクトの背景と応用技術
・ナチュラルビジョンプロジェクト(従来のRGB3原色を超える新映像通信システム、実物に限りなく近い色・光沢・質感を映像で再現)、ナチュラルビジョンの応用技術、皮膚色再現、医療分野での活用、今後の研究など
東京工業大学 像情報工学研究施設 助教授 山口 雅浩 氏
【プロフィール】
東京工業大学総合理工学研究科物理情報工学専攻修士課程修了、博士(工学)、3次元・カラー画像システム、医用画像工学、ホログラフィー、ICカードシステムなどを研究。赤坂ナチュラルビジョンリサーチセンター・サブリーダ兼務。


●13:00-14:00 データからみる肌色
・肌色測定、日本人の肌色、好ましい肌色、肌色の見え、肌色の加齢変化など
株式会社資生堂 ビューティーソリューション開発センター
色彩科学研究グループ 吉川 拓伸 氏
【プロフィール】
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程像科学専攻修了。現在は、主に肌や化粧品の色の測定、分析、商品開発への応用などに従事。カラーコーディネーター検定試験1級テキスト作成委員。肌色の見えに関する研究など。


●14:05-15:05 インクジェットプリンタの色変換処理と肌色出力
・画像データをプリントするまでの色変換処理、肌色を扱う場合の留意点・処理など
セイコーエプソン株式会社 IJP設計部 主査 藤野  真 氏
【プロフィール】
1985年セイコーエプソン株式会社に入社。その後、電子写真の像形成プロセスの開発に携わる。1996年より画像評価・解析に携わり、現在はインクジェットプリンタの色再現に関る開発・設計を担当する。


●15:15-16:15 肌色と医療
・皮膚はどうして肌色に見えるのか、医師は肌の色で何を見ているか、医療分野における色再現の現状、医療用リアルタイム肌色再現システム、「見えない肌色」を見る画期的診断法など
東京医科歯科大学 医学部附属病院検査部
臨床検査専門医 西堀 眞弘 氏
【プロフィール】
東京医科歯科大学医学部卒業、東京医科歯科大学医学部附属病院検査部助手、博士(医学)東京医科歯科大学。日本医療情報学会評議員および同会長担当幹事などの活動。医療ITのユーザーインターフェース、デジタルバイオカラーなどを研究。


●16:20-17:00 パネルディスカッション
(ゲスト:東京工芸大学 工学部メディア画像学科 教授 畑田 豊彦 氏)
会場 社団法人日本印刷技術協会 アネックス3階研修室
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費 JAGAT会員 22,050円 / 一般 31,500円
参加費振込先 参加費は、下記口座に開催日の2日前までにお振り込み願います。なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
申込み 申し込みの請求,内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 テキスト&グラフィックス研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

または、 申込書 を出力して FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。
テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

主催 社団法人日本印刷技術協会

2007/01/17 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会