8月の広告業売上前年比は0.1%増で横ばいであった。6月がマイナス(▲0.2%)、7月は4.0%増であり、不安定な動きに変わりはない。相変わらずマスコミ4媒体が良くない(▲3.1%)。ラジオは1.1%増だったが、新聞が▲8.0%と大幅に落ち込み、テレビも7月に続いてマイナス(▲1.5%)となった。一方、SP関係では好調が続いていた交通広告は▲3.4%と13ヶ月ぶりのマイナスとなったが、SP/PR/催事が5.9%増、折込・DMも4.9%と伸びた。屋外広告も7月に続いて7.8%増とプラスで推移した。
8月の印刷・情報用紙の国内出荷高前年比は2.2% 増で、6月、7月の前年並みから幾分上向きになった。情報記録用紙が9.9 %増と大きく伸び、全体を引き上げたが、シェア1位のPPC用紙が▲1.6%、第2位のフォーム印刷用紙が▲6.8%と大きく前年を割り込んで足を引っ張った。印刷用紙では、7月に久しぶりに前年を上回った非塗工紙が再び▲1.9%と落ち込んだ。塗工紙は軽量コート紙(6.8%増)、コート紙(3.6%増)となり、微塗工紙も3.6%増で薄紙化が続いている。
(JAGAT info2006年12月号)
2006/12/22 00:00:00