今回の記事は、2006年10月に京都で行われた「国際ユニヴァーサルデザイン会議」でも発表され、注目された事例です。
IAUD(国際ユニヴァーサルデザイン協議会)は、「日本発のユニバーサルデザインを世界に発信していこう」という理念の下、企業や団体が加盟しています。
このIAUDが行っている活動を会員や外部に発信するため、「IAUD会報」を発行しています(私も広報メンバーの一人です)。
印刷物制作においては、どのような誌面が読みやすいのか? 分かりやすいのか?
などはっきりした基準が定められていないのではないでしょうか?
IAUD広報グループでは、日本初の印刷UD指標(ガイドライン)を研究・開発し、これを元に編集・制作を行っています(このガイドラインは、小川印刷が提供したものをアレンジしたものです)。
UDガイドラインは、以下の8つのポイントから構成されています。
この8つのポイントをさらに、24項目の実践ガイドラインで規定し、改良・調整しながら適用しています。
IAUD広報グループでは、印刷UDガイドラインを広く普及させるため、項目の整理や検証を行っています。また、印刷UDガイドラインの適用は、会報誌面だけでなく、展示パネルや発表用パワーポイントにも活用できるか、など周囲からの期待も高まっています。
次号は、今後UDを導入したい方向けに、役立つ情報を紹介していきます!
絵で分かる!印刷物〜ピクトグラム活用 UD印刷事例その4
音が出る印刷物〜アクセシブルPDF UD印刷事例その3
音が出る印刷物 〜SPコードとスピーチオ UD印刷事例その2
印刷物にユニバーサルデザインを導入 その2
印刷物にユニバーサルデザインを導入 その1
ユニバーサルデザインって何? その3
ユニバーサルデザインって何? その2
ユニバーサルデザインって何? その1
江戸川区バリアフリーマップ UD印刷事例その1
『プリンターズサークル』12月号より
*参考:国際ユニヴァーサルデザイン協議会2007/01/11 00:00:00