9月の広告業売上前年比は▲2.6%と3ヶ月ぶりで前年を下回った。マス4媒体は全て前年割れで▲5.6%となり、全体の足を引っ張った。好調だったのは交通広告で10.0%増と大幅に伸びた。8月は▲3.4%だったが、何らかの特殊事情があったためのようで、それを除くと13ヵ月連続で前年を上回っている。屋外広告は、7月、8月は前年を上回ったが、9月は再び▲28.4%と大きく落ち込んだ。折込・ダイレクトメールは0.2%増の前年並みで安定な動きで推移している。
9月の印刷・情報用紙の国内出荷高前年比は1.0%増であった。印刷用紙では 、塗工紙がコート紙(5.4%増)、軽量コート紙(5.3%増)、その他塗工紙(3.1%増)と好調で、アート紙は▲8.5%と大幅な前年割れになったが全体としては、5.0%増であった。微塗工紙は▲2.3%と振るわなかった。非塗工紙全体は▲3.7%であった。上級紙は1.4%増と順調だったが、中級紙が▲14.3%と大きく落ち込むとともに、下級紙、薄葉紙も前年割れだったからだ。情報用紙全体は▲0.3%で前年並み。
2007/02/25 00:00:00