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各地の声(2006.11)



茨城:商業
生鮮・流通・小売など、どの業界でも厳しい競争が続いているようで、新鮮さ(スピード)と低価格が当たり前になっているようです。景気回復が地方まで浸透するには、もう少し時間がかかりそうです。

東京:出版
夏ぐらいまでは前年対比で良かったのですが、夏以降はまた下がり始めています。利益率も下がるばかり。2007年の景気が心配です。

新潟:商業、事務
県内で中堅同業者の倒産があり、実情を漏れうかがうところによると債権管理等、営業と経理業務システムに問題があったようです。経営陣より指摘あり、当社としても見直しと強化を図ります。

長野:出版
いま出版業界はバーコードの変更に伴い、増刷・重版の扱い方に迷って様子をうかがっているようです。再版・重版を3月以降に伸ばしているような気がします。

愛知:商業
年末需要期を迎えているものの、盛り上がりに欠け、売上高・受注件数とも低調に推移しています。中小企業にとっては'冬の季節'到来かもしれません。

大阪:その他
小ロット・短納期化がさらに進んでいるように感じます。消費・景気の盛り上がりを待ちながら次の策を考えます。

大阪:紙器
売上高は前年比で見ると堅調ですが、材料費値上げに加えてコスト競争も依然厳しく、一見して多忙な割りには利益が伸びない状況です。

大阪:商業、事務
受注件数が増えて忙しくなるのはありがたいことですが、顧客の時間に合わせていると自然に労働時間が長くなってしまいます。そこで、緩やかなフレックス制を採り入れるような方向で人事制度を見直しています。 課題は優秀な人材の育成、そして活き活きと仕事に取り組んでもらえる環境を作ること。顧客の立場に立てば、まだマーケットはあると思いますのでがんばります。

和歌山:商業、事務
12月決算に向けて10月度のプラスで一歩前進しました。しかし通期では微増に留まりそうです。先日、洋紙卸商が来社し、再々度の値上げがあるかもしれないとのことですが無視しました。特に枚葉業者がいじめられそうです。

広島:商業、事務
売上高は順調に推移しているものの、利益改善に結びつかない状況が続きます。年末需要期にも関わらず動きは緩慢で、新規物件の引き合いが少なくなっています。オフ輪印刷の生産量は増加していますが、枚葉印刷は前年割れとなっています。

山口:商業
平成18年は受注件数・受注金額ともに前年を上回りました。今後落とさないように。

徳島:商業、出版
売上不足で8月から11月にかけての月次決算が芳しくありません。前年が92%だった上に、今年は12月までのトータルが95%前後になりそう。

沖縄:商業
本当に景気が回復しているのか疑問に感じます。地元の印刷会社は悲鳴をあげているのが現状です。せめて前年なみの売上高を確保しなければと思っていますが、現実はそれすらなかなか厳しいような気がしてなりません。


(「2006年11月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

2007/02/20 00:00:00


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