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各地の声(2006.12)



茨城:商業
ボーナス商戦という言葉も年々薄らぎ、一部の業界では使わなくなっているようです。年始も通常営業の店舗が増えて、年末の忙しさが少なくなっています。どの業種においても顧客に魅力ある付加価値が必要であると思います。

東京:商業
12月は足の長い仕事が多く、1月、2月も受注はそこそこながら、取り値が下がっている影響が出ています。工場の生産高は悪くありませんが、売上高としては苦しいものになってしまいます。

新潟:出版
新潟市はこの4月に人口80万人の政令指定都市に生まれ変わります。そのせいもあってか、顧客側も様子見で、発注を控えているのではないか、との話も出ています。受注は少なく、特に官公需は苦しいところです。用紙卸もこの12月は平年より出ていないようなことを言っていました。半値・八掛け、8割といった按配で、用紙代程度にしかならないのでは、というような価格も見受けられます。公庫でも「新潟の状況は良くない」と言っておられたので、景気について中央との温度差は決して小さなものではないと思います。新潟でも比較的調子の良いところは、東京で仕事を取ってきているのではないでしょうか。

和歌山:商業、事務
平成18年度(1〜12月)は、売上高前期比が101.4%、受注件数は同100.3%とわずかな伸びでした。この数字を平成19年度の足がかりとしてチャレンジしたく、構想を練っています。1月24日の大印工組での「業態変革第3ステージ」のセミナーに参加して勉強する予定です。

大阪:その他
いま、上場会社の粉飾決算や消費期限超過食材使用などの社内問題が次々に明るみになっています。しかし、問題は社内コンプライアンスだけなのでしょうか。印刷物の発注においても、最近は見積り明細書の存在がないがしろにされる傾向にあります。発注者側は「品名・単価・数量」しか問わずに競争させるために、価格交渉や価格面以外での交渉になりづらいのです。営業現場では、発注ルール無視と思われるような受注を受けることも少なくありません。問題は内部告発によって表面化する社内問題だけにとどまらず、社外との関係においても少なからずあるように思います。印刷の価格問題とは、発注者側と受注者側の両面からルールづくりなどを含めて考える必要があるように思います。

岡山:商業
営業的には苦戦しています。岡山でも複数の市町村合併や商店の廃業など、官民を問わず販売先の減少傾向が続いています。今年は選挙があるものの、印刷物が増えるかどうか。ある程度の売り上げは織り込み済みですから、それ以上の売り上げを上乗せをできるかどうか難しいところです。印刷周辺で、売り上げ増につながる分野を探しています。

沖縄:商業
第3四半期を追えたところで、売上高・利益がともに前年実績を大幅に下回っています。営業部はなんとか売り上げにつながる情報があればと、全社員に呼びかけをしています。

(「2006年12月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

2007/03/20 00:00:00


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