かつて印刷業界では、技術や設備の良しあしが印刷物受注獲得の大きなポイントの一つであった。しかし、デジタル化やメーカーの努力による技術進展によって品質による差別化は難しくなっており、設備や技術が受注獲得に有利に働く状況はもはや望めない。クライアントを取り巻く社会、経済環境が変わったのだ。もちろん、現在も設備や技術は重要だが、品質が良ければ、価格が安ければよいという時代から、いかにクライアントの課題を捉えて、その解決策を提案できるかが受注を左右する時代になりつつある。その意味で人材育成が会社の成長を左右する。今求められるのは、社員の成長程度に合わせて適切なタイミングで適切な知識や技術を教えていくことである。JAGATでは人材育成を考える上で、さまざま提案を行っている。これからの人材育成をどのような形で行っていくべきかを印刷会社の取り組みを含めて考える。
人材育成には適正な診断、評価、訓練、活用と処遇がカギ
日本印刷技術協会 理事 杉山慶廣
職能別の評価基準に基づく研修で能力アップに取り組む
オールサンメッセをスローガンに
トータルな視点で仕事ができる人材を育成
中期経営計画に基づく営業方針に沿った人材育成を
営業本部副本部長兼ソリューション営業部統括部長 杉崎明夫
経営サポート本部副本部長兼総務部統括部長 高橋修一
印刷・プリプレス関連からクロスメディアまでの最新情報を集めた展示 会「PAGE 2007」が、'21世紀のカラフルメディア'を テーマに2月7日から2月9日の3日間にわたって、池袋サンシャインシティコンベンションセンターにおいて開催された。入場者数は昨年に比べ約5000人増加して、6万5140人となった。このところメディアの変化に応じて、印刷のみならずWebやCGといったデジタルメディアをも取り込んできた同展示会だが、今回は印刷を越えて、その先にあるボーンデジタルによって生み出される、新たなメディアの姿が示されたものとなった。
千葉英寿
企業が顧客満足を重要視するようになってきた。印刷物を製作する上で必要となるビジネス戦略、マーケティング戦略を考えなくてはならない。
いかに効率良く消費者に情報を届けるか、データベースを活用した販促機能を盛り込む提案なども要求される。このような要望に対応するためには、データベースはデータを蓄積するためのツールという受け身の意識を変え、使い方次第で攻めのツールとなり得ることを認識しなくてはならない。
今回は、エリアマーケティングを積極的に活用してビジネスにつなげている事例を紹介し、今後のデータベースビジネスの動向を探りたい。
社長執行役員 山野暢子
●ダイレクトレスポンスとブランド/宮澤節夫
●「クライアントを教育する」こともあなたの大切な仕事だ!/大槻陽一
●良薬は口に苦し/苅田和房
●最終回 「ユニバーサルデザインと印刷」の今後/渡辺慶子
●PitStop Professional 7入門(4)〜超入門! グローバル変更のTips〜/山木大志
●印刷物製作のアフターケア・データ納品/古殿竜夫
●本当に攻め型営業ができているのだろうか……!?/山田英司
●21世紀のメディアビジネスの地平線/小笠原治
●最終回 安心、安全な情報管理
●地理情報のボキャブラリー ― GML、G-XML/岸 和孝
●CRTとLCD●ガンマ補正/小俣昭夫
●『デジタル・コンテンツ流通教科書』『「新」メディア進化論』/高木利弘
●パチンコよ、ジャパン・クールを目指せ/外川洋子
●広告コピーの文学コンプレックス/大槻陽一
究極の小ロット対応マシン
LITHRONE S26/S29
LITHRONE S26P/S29P
●社内情報セキュリティはルールの徹底から
●'JIS Z 8208(印刷校正記号)'の改正/小林 敏
●「秀英体展示室」訪問記―大日本印刷株式会社
●念願のDTPエキスパートを取得!/松本和樹
2007/03/23 00:00:00