12月の広告業売上前年比は0.8% 増と4ヶ月ぶりに前年を上回った。ただし、相変わらずマス4媒体は不振で△2.5%であった。新聞(△8.5%)、雑誌(△9.9%)、ラジオ(△10.6%)は大きく前年を下回ったが、テレビは6ヶ月ぶりに1.5%増と前年を上回った。SP関係では、交通広告(6.3%増)、折込・ダイレクトメール(6.2%増)が好調であった。屋外広告、SP/PR/催事企画は9月以降前年割れが続いている。年間を通して元気だったのは、交通広告、折込・ダイレクトメールだった。
12月の印刷・情報用紙の出荷販売量前年比は2.2% 増であった。12月の特長は非塗工紙の4種全てが前年を上回ったことである。塗工紙は、全体としては1.6%増で順調に伸びたが、鈍化傾向にある軽量コート紙の前年比は0.1%増に留まり、アート紙(12.4%増)、コート紙(2.1%増)のプラスが全体を引き上げた。微塗工紙は3.5%増であったが、鈍化傾向に歯止めが掛かったとの判断は早計だろう。フォーム用紙は2006年全体で前年比△3.3%、PPC用紙は1.6%増であった。
(「JAGAT info 2007年4月号」より)
2007/04/17 00:00:00