1990年にインターネットの商用利用が開始(日本は1993年)されて以来、日本のインターネット利用者数は増加し続け、平成18年版「情報通信白書」によると2005年末には8529万人(対前年比7.3%増)が利用していると推計され、人口普及率は66.8%となっています。
また、ブロードバンド(FTTH、DSL、ケーブルインターネット、無線〈FWAなど〉)契約数は約2330万件となり、前年比で19.1%の増加となりました。DSLの占める割合は約1452万件(対前年比6.2%増)で、契約数は純増ですが、割合は落ちています。一方、FTTHは前年比88.4%増の約546万件、ケーブルインターネットが前年比11.8%増の約331万件となりました。今後はFTTHが増加していくものと予想されます。
また、同白書(ITU Internet Reports 2005:The Inertnet of things により作成)によるとインターネットの全世界の普及率は平均で6.0%、8億6300万加入となっています。地域別に見た普及率は最も高いのがオセアニアで20.5%、以下ヨーロッパ15.2%、南北アメリカ10.3%です。アジア、アフリカは平均以下でそれぞれ4.1%、0.7%です。ブロードバンド率は、最も高いのが南北アメリカで54.1%、アジア41.6%、ヨーロッパ35.4%と続きます
インターネットはブロードバンド化が進むとともに、携帯電話・PHS、携帯情報端末を利用したモバイル化も進展しています。平成18年版「情報通信白書」によると2005年度末の携帯電話の加入者数は約9179万件となります。このうち携帯電話を利用したインターネット率は57.0%で前年より6.9ポイント増加しました。利用人口は推定で6923万人となって、パソコンからの利用者(6601万人)を逆転したと推定されています。
インターネットは新たなコミュニケーションツールとしても注目されています。Eメール、ホームページに加えて、ブログとSNSの利用者が増加しています。総務省「ブログ及びSNSの登録者数」調査によると、2006年3月末でブログ登録者数は868万人、SNS登録者数は716万人となっています。
2007/06/07 00:00:00