■デジタル撮影から画像管理のワークフロー
印刷を前提としたデジタル撮影における最重要ポイントは.必要充分な解像度と画質を備えたカメラを使うこと。
銀塩時代は、製品写真等に35mmサイズを使用する事は稀で、中判や大判サイズを使用していたのにデジタル撮影では35mmDSLRが主流となり、必要充分な画質を備えていない画像データが独り歩きしている傾向が目立つ。
デジタルカメラの種類と画質
・平面色分解方式の1ショットタイプ
・垂直色分解方式の1ショットタイプ
・3センサー色分解方式の1ショットタイプ
・マルチショットタイプ
・スキャナータイプ
・35mmDSLRと中判カメラバックタイプ
レンズの解像力は銀塩以上に大きな要素である。
写真の美しさはライティング次第であること。
適正露出で光が当っていれば奇麗に撮れると思い込んでいる人も多いようだが、写真の善し悪しはまず被写体そのものであり、技術的な要素はひとえにライティングに依存する。
奇麗な写真を作りたければライティングのマスターが必須だ。
写真は階調表現技術である。
絵画と写真の最も異なる部分。光によって捉えられた被写体を光のグラデーションよって記録する光画(写真)と絵具の濃淡によって疑似的に階調を再現する描画技術の違いにある。
階調再現の実際
デジタルカメラのデータ加工は16bitモードで処理
Camera Rawファイルの利点
非破壊編集主義
■デジタルカメラの撮影技術と画像処理の実際
本格的デジタル化のスタート
・1981.マビカ発売
・1992.Leaf DCB1発売
・1995.QV10発売
・1996.Leaf DCB2発売
・1999.9 D1発売
・価格破壊
デジタル化比率
・モデル・タレント撮影
・商品撮影
・新聞・スポーツ
・建築・インテェリア
・都市・地方(東京は便利)
・写真館
デジタル撮影での機器
・カメラタイプ
・パソコン機器
・カメラデータ記憶媒体
・大型ディスプレィ
デジタルでの撮影手順
・露出計を使わない
・チャートを撮影
・大型モニターで確認
・主導権は誰に?
・撮影量が増える
・デベロップ作業
・データの肥大化
商品撮影(フェーズワン、ジナー、ハッセル)
・ディスプレイが重要
・ライブプレビュー機能
・ファインダーからの解放
・新しい技術
・分業制の確立
<2007.7ミーティング「デジタルカメラの撮影環境と印刷への課題」より>
2007/08/02 00:00:00