情報発信を行う場合には印刷物やWebなど電子メディアを併用することは一般的となった。Webでは迅速な情報提供を特別な知識を必要とせずに行えるように、コンテンツマネジメントシステムを利用して、自動編集・発信することが一般化しつつある。同様に印刷物の制作でも、自動組版への関心が高まりつつある。印刷物制作でもデータベースを利用した自動組版・バッチ処理は、既に広く行われており、特に、定型的なレイアウトと大量データを扱う商品カタログや情報誌などでは、一般的な手法になっている。また、Webとの組み合わせで発注から印刷までコントロールしようという取り組みが増えているが、ここでも組版の自動化がシステム構築のポイントの一つになる。組版の自動化の先には、これまでの印刷物制作やその効率化だけではなく、顧客側のビジネスの支援を手伝う、そのパートナーを目指すという次のビジネスステップが描ける。自動組版も、対象となる印刷物はさまざまな種類があり、用意されるデータベースもさまざまである。そのような中で効率的に自動組版システムを構築し、将来の変更にも柔軟に対応できる必要がある。そのためには、どのようなシステム分析・設計が必要になり、また、どのようなソフトウエアが活用できるのか。これからの組版自動化のあり方を考える。
日立インターメディックス株式会社 印刷メディア本部技術応用センタ 統括副部長 長浜孝信
株式会社プロフィールド マーケティングプロモーション部 宮本 弘
キヤノンシステムソリューションズ株式会社 ドキュメントシステム部 シニアITアーキテクト 高橋徹也
株式会社ロココ ソフトウェア事業部 営業部 主任 福田勝志
富士フイルムシンプルプロダクツ株式会社
ブロードバンドなどの通信技術の発展により、ライフスタイルだけでなく、ビジネスにおいてもそのスタイルは大きく様変わりしてきている。2006年文芸分野売り上げTOP10のうち4作品が「ケータイ」で発表した小説を書籍化したものだった。
従来の出版形態である「雑誌の連載→単行本→文庫」という流れがライフスタイルの変化とともに変わってきた。電子書籍の現状、メリット、デメリット、紙との住み分け、今後の方向性などを探る。
株式会社クリエイシオン 代表取締役 高木利弘
株式会社富士山マガジンサービス 代表取締役社長 西野伸一郎
http://www.fujisan.co.jp/
■プリンターズサークル 仕事の教室
●Web標準とは/たにぐちまこと
●色の最適品質とは何か?/郡司秀明
●『遊び心の演出で引き出しづくりを』/苅田和房
●入社後3カ月は新人教育の勝負時だ/カラ・アタカン
●請負市場を脱出し、顧客とともに市場開発する/山田英司
●「答えのない問題集」の難問20で頭の夏バテをノックアウト!/大槻陽一
●PDFを自在に扱うための道具たち(2)〜PDFに書き込む その2〜/山木大志
●トラブルになりやすいデータ制作環境/古殿竜夫
●より優れた色再現を求めて フィルムから眼へ/小笠原治
●オフィス文書のボキャブラリー ― ODF(その5)/岸 和孝
●グレーバランス●検版/小俣昭夫
●若手社員の早期戦力化のための諸施策 その2/川村由美
■Business Cafe
BOOKS●『父の時代・私の時代』『タイポグラフィ・タイプフェイスの現在』/澤田善彦
PUBLISHING●書肆アクセス閉店!!/永江 朗
■PC Tech In
プリンタに最も近付いたオフセット印刷システム
アニカラーがもたらす「オフセット印刷革命」
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社
■データ・アイ●新しい職場の形 つながりが希薄化していく中で
■カレイドスコープ●コピー機の仕組みと環境について考える「コピー機フシギ展」
■DTPエキスパート仕事の現場●課題は山積み、少しずつベースを作り本物のプロを目指す/渡部光香 → HTML版記事ダイジェストはコチラ
■アンテナハウスのPDF活用ツール●PDFのしおり付け作業を支援する「アウトライナー2」
■Launch QuarkXPress!!
■今だからこそ品質保証●検査工程の標準化と工程品質保証/中山良介
2007/10/31 00:00:00