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各地の声(2007年9月)

8月を過ぎてから、仕事の動きが落ちてきたようだ。海外ではサブプライムローン問題、国内では改正建築基準法の運用問題、印刷業界では用紙代の値上がり。調整期間が長引かなければいいが。




茨城:商業、出版、事務
大口の需要に期待しましたが不発に終わってしまいました。相変わらず競争激化による印刷価格の下落が続いています。用紙値上げの影響が収益面を大きく左右する気配です。先行きの不安が大きさを増しています。

東京:出版
100部以下などの極小ロットで何十種類もバリエーションのあるような仕事が増えています。このような仕事は時間との戦いになり、価格より納期要求の方が厳しくなります。当社は年末というよりは年度末の方が忙しくなる傾向にあり、今年も例年のようになりそうです。

東京:出版
前年対比で見ると夏ぐらいまでは良かったのですが。夏以降は下がり始め、利益率も下がるばかり。どうなってしまうのか、いまから来年の景気が心配です。

東京:商業、事務
仕事はそこそこ埋まり、少しずつ設備投資もしています。特に商業印刷を主体にする印刷会社さんは価格低下と用紙値上げでたいへんなようです。一方で、民営化関連を受注できたところは調子が良いのではないでしょうか。

岐阜:パッケージ
先般のIGASで印象に残ったこと。@中国(韓国・インド)パワー。A「付加価値」というキーワード。BスタンダードになりつつあるUV印刷。情報収集に加え、刺激を受け、仕事に対するモチベーションアップにつながりました。 グリーンプリンティング(GP)マーク取得に向けて取り組んでいます。製品だけでなく、自社の姿勢や顧客へのサービスにも付加価値をつけていきたいと考えています。再生紙がげんしょうしていくいま、GPマークによる新たなアプローチを実践していくつもりです。

岐阜:商業、事務
8月下旬より新しい期に入りました。改めて頑張りたいと思います。

大阪:商業
チラシ関係の多くは利益率がとても低くて困っています。年末の特別手当の確保が難しい状況になっています。

大阪:商業
全体的に印刷の仕事量が減っている上に、印刷単価も下がっています。

和歌山:商業、事務
10月度の売上伸び率はわずかなプラスでしたが、「焼け石に水」の感。しかしながら営業部員の日夜東奔西走する姿勢に感謝しています。資材高騰による売価への転嫁はままなりません。頑張りましょう、地方の印刷会社のみなさん。

岡山:商業、出版、事務
目を覆うばかりの大苦戦です。


(「2007年9月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

2007/12/25 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会