PAGE2008で電塾協力の下おこなわれた電塾初級デジタルフォト教室での模様をレポート。
PAGE2008でも2007に続いて電塾協力の下、デジカメ撮影会を開催した。一番人だかりの多かったブースなのでご覧になった方も多かったことと思う。PAGE2007と異なるのは大連DTPエキスパート技術試験にちなんで大連モデル学校にモデル派遣をお願いしたことだ。結果的にはモデル学校の生徒さん招聘がキャンセルとなり、友達の友達という感じで、上海出身で現在東京の大学に通っている趙さん、内モンゴル出身で現在中京地区大学三年生のオドンゴワちゃん(「さん」よりも「ちゃん」の方が、どうも語呂が良いのでご勘弁願う。また彼女は大連DTPエキスパートでパートナーシップを組んでいるエコーインテック株式会社への就職内定が決まっている。)に急遽決定し、自前で民族衣装まで用意していただいた。本当に中日友好の結果実現したイベントなのである。少し講釈も述べさせていただくが、論より証拠「趙さん」の美しいチャイナドレス姿、「オドンゴワちゃん」のエキゾチックなモンゴルの民族衣装姿をとくとご鑑賞あれ。これだけで他に説明は要らないと思う。
このブースの目的は、もちろん大連エキスパート試験の雰囲気作りもあったのだが、とかく印刷業界は自分のパートばかりの守りに入る癖があるため、「デジタルとはボーダレス」の原則に則り、DTP関係者にデジカメ撮影の実際を知ってもらうことを大原則とした。「ここまでやれば撮影品質が悪いはずはない」「今までカメラマンが悪いと思っていたことが実は…」「こういう風に撮影してもらえば今までの苦労はなしになっていたんだ」「等々」感じたこと、気づいた点は数多かったと思う。このように午前中一回、午後一回の「初級デジタルカメラ撮影教室」はあらゆる意味で勉強になったはずだ。そして電塾本部運営委員の永嶋サトシ氏、湯浅立志氏、菊池斉氏の熱血講師ぶりはカメラマンと印刷業界のギャップを確実に埋めてくれたと思う。
来年も開催予定だが、このときだけでも参加すれば下手な専門書を二三冊読むより、RAWデータの実際、ライティング、最新デジカメ事情等の知識はバッチリ身につくはずだ。 午後三時からは受身ではなく自分がカメラマンになって美人モデルを撮影できる「中国美人モデル撮影会」の時間を設けたが、これも大盛況であった。堅いことは言わずにカメラ好きの印刷人に集まってもらう企画だったが、来年は「カメラ小僧」対策も本格的にやらなくてはいけないかもしれない。
(2008年2月 郡司秀明)
2008/02/19 00:00:00