各地の声(2007年11月)
印刷業にとってかき入れ時の年末も、受注はやや盛り上がりに欠けたようだ。利益確保が焦点になってきている。
福島:総合
年末らいしい繁忙を味わうことのない12月であった。辛うじて年間総売上高は前年を越えることができたが、1年間苦戦のし通しであった。2008年はどうなるか、原油価格高騰の影響による諸資材価格の値上がりも大変な影響だ。製品価格のアップを真剣に考えないとギブアップにつながるだろう。
茨城:商業
年末に「偽」という字が2007年の象徴に選ばれた。不信、偽り、不安や不満など、社会が良い雰囲気ではない。一部の人気商品を除いては、消費が消極的になっているようで、人やお金も動いている感じがない。いつもの年末年始の賑やかさは感じられず、販促費の予算が取れない、という会社も増えてきたように感じる。
千葉:商業
決算月の12月でしたが、盛り上がりに欠ける迫力のない結果でした。創生50年計画2年目の平成20年に「GO!GO!」豊かさを求めて−「変わろう 変えよう」のスローガンのもと、永続発展計画の達成を期します。
東京:出版
小部数でバリエーションのあるような仕事や、学校関係は比較的順調ではないかと思います。年末は比較的順調でした。
石川:商業
平均販売単価の低下→総売上高の減少→労働分配率の悪化の図式で利益が圧迫されてきている。仕事の内容と人件費の不均衡が課題に。
岐阜:パッケージ
「現場(売場)は発想の宝庫だ」という内容のコラムを読んだ。パッケージを手がける弊社にとって、弊社製品の陳列状況を確認することはもちろん、周りの雰囲気、他社のデザイン、トレンドの動向を読むことの重要性を改めて感じた。
大阪:パッケージ
前年同月比で売上高はプラスになりましたが、それにも増して、用紙、インキ購入額がプラスになっています。結果、利益が出ていないのは明らかです。利益の見込める仕事を選ぶのか、それとも売り上げ増を追求して、利益確保に努めるのか…。ジレンマに陥っています。
大阪:商業
下請け受注のデータ入稿が増えてきて、制作からの受注が減少しつつあります。
山口:商業
平成19年8月までは前年比5〜7%、受注点数、受注金額とも増加。19年9月より前年比3〜4%、受注金額が落ちてきている。平成20年はどのように変わるだろうか…。
(「2007年11月度 印刷業毎月観測アンケート」より)
2008/03/13 00:00:00