主要印刷市場および製版印刷材料の出荷販売量から見る2007年12月、および2007年の景況報告。
12月の広告業の売上前年比は1.7%増であった。6カ月連続で前年を上回った。良いのはSP・PR・催事企画(22.2%増)とインターネット広告(40.7%増)でいずれも高い伸びを続けている。2007年は広告業全体の売上前年比は1.0%増であったが、マスコミ4媒体はすべて前年割れである。テレビは0.7%減だが、ほかはいずれも5%以上のマイナス成長。SP関係ではSP・PR・催事企画(7.6%増)が大きく伸び、屋外広告(1.0%増)、交通広告(2.2%増)は順調であった。インターネット広告は23.9%増である。
12月の印刷・情報用紙の出荷販売量前年比は、0.2%増で3カ月連続のプラスになった。非塗工紙(3.5%減)、塗工紙(0.7%減)は前年割れだが、微塗工紙が8.5%増と大幅に伸びて全体のプラスに貢献した。2007年を通してみると、印刷・情報用紙出荷販売量の前年比は1.2%増と順調に伸びた。内容を見ると、非塗工紙は1.5%減の前年割れになったが、塗工紙が1.8%増と順調で、微塗工紙は大きく伸びた(5.4%増)。フォーム用紙は2年連続マイナスの3.2%減であった。
(「JAGATinfo2008年4月号」より)
2008/04/22 00:00:00