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印刷物の作り方から,印刷のトラブル,印刷関連団体・企業に関連して頻繁にJAGATにお問い合わせをいただく質問とその回答を紹介しています.
■ 印刷産業および環境問題 Qオフ輪の設置台数はどのくらいですか。 A全国の中小印刷会社(大日本印刷、凸版印刷、共同印刷を除く)で稼動している商業・出版用オフセット輪転機について、鞄本印刷新聞社が実施した「全国オフセット輪転印刷機設置状況アンケート」より過去の推移があります。 当協会ホームページ「OUT LOOK」のコーナーに掲載されていますのでご覧下さい。 オフ輪/印刷機の数 QISO認証取得した企業を調べたいがどうしたらいいか。 AISO認証取得企業は、財団法人日本適合性認定協会(JAB)http://www.jab.or.jp/、日本化学キューエイ株式会社http://www.jcqa.co.jp/、株式会社日本環境認証機構(JACO)http://www.jaco.co.jp/のホームページで一覧表となっております。 JAGATでは、ISO9000s、ISO14000を取得された印刷会社・印刷工場のリストをJAGATホームページで更新しながらご紹介しておりますので参考にして下さい。 http://www.jagat.or.jp/ 品質/環境ISO/情報 Q北米の印刷会社の売り上げランキングは? A「Graphic Arts MONTHLY」2000年11月号に、 「Official 1999 Ranking of the Industrys Top Printing Firms」が紹介されています。 その中から上位5社を紹介します。 会社名 (所在地) 売上 1. Quebecor World Inc (Motreal) $6,500,000 2. R.R.Donnelley & Sons (Chicago) $5,183,408 3. Moor Corporation (Toronto) $2,425,100 4. Mail-Well,Inc (Englewood) $2,200,000 5. Deluxe (Shoreview) $1,650,000 Q北米の印刷会社の上位にはどのような会社がランキングされていますか。 A「Graphic Arts MONTHLY」1999年11月号に、 「Official 1999 Ranking of the Industrys Top Printing Firms」が紹介されています。 その中から上位5社を紹介します。 会社名 (所在地) 売上 1.R.R. Donnelley & Sons (Chicago) $5,018,436 2.Quebecor Printing Inc (Montreal) $3,808,155 3.Moore Corporation (Toronto) $2,700,000 4.World Color Press (Green which) $2,356,900 5.Deluxe Corp (Shoreview) $1,931,769 Q消防法では、危険物について規制をしているが、その中で印刷産業にかかわりのある危険物の法定に基づく取り扱いについて教えてください。 A(社)日本印刷産業連合会 「印刷関連法規集 平成9年版」によると 1.洗浄剤等に危険物を使用すると少量危険物としての規制をうけます。 2.フレキソ印刷、スクリーン印刷では、1日当たりの危険物の使用量及び作業所内の危険物の貯蔵量の合計が1,000リットル以上になると危険物一般取扱所、40リットル以上200リットル未満の場合は少量危険物取扱所の規制を受けます。 3.グラビア印刷では、200リットル以上になると危険物一般取扱所、20リットル以上200リットル未満の場合は少量危険物取扱所の規制を受けます。 4.ただし、水性グラビアインキ(引火点が21℃以上40℃未満)の場合には,危険物第4 種第2石油類(水溶性液体)に規定されており、1日あたり2,000リットル以上で危険物一般取扱所、400リットル以上2,000リットル未満で少量危険物取扱所の規制になります。 5.また、危険物を指定数量の5分の1以上取り扱う作業所の建築物は準耐火構造以上にする必要があり、電気設備も少量危険物取扱所を含めて安全増防爆型以上の防爆構造の電気機械器具の設置が必要です。 6.危険物の貯蔵や取扱に関して、当該危険物の危険性が増大しない措置をする必要があり、貯蔵取扱基準が定められています。(法10) 7.危険物取扱に関しては消防法の他、建築基準法、都市計画法等の規制を受ける。関連する規定をすべてクリアする必要があります。 8.危険物に準じ、多量に貯蔵することによって火災の危険性が増大する可燃性物品を指定可燃物として規定しています(法9)。指定可燃物取扱所の設置基準が定められています(法10)。 (法は、消防法をさす) Qエコマークについて。エコマークの入った印刷物を作成するさいにエコマークを使用する旨を環境協会に申請して承諾を得なければならす、印刷会社も申請しなければならないと聞いたが本当ですか。 A基本的には印刷会社の顧客側で申請しなければなりません。 その印刷物が書籍・雑誌のように有料である場合、環境協会に申請して承諾されると2年間の期限で使用ができます。また、パンフレット・カタログ等の無料で配布される印刷物の場合は簡易の申請をして環境協会から承諾を得ることになります。この場合印刷会社が代行もできます。 エコマークの使用については、詳細の規定があり詳しいことは環境協会のホームページに掲載されております。使用の際にはお問い合わせして確認すべきでしょう。 財団法人日本環境協会 http://www.jeas.or.jp Q光沢加工された製品はリサイクルされますか。 A光沢コート、プレスコート加工された印刷物は、加工されていないものと分別しなくても、再生紙としてリサイクルされる。 またPP等ラミネート加工された印刷物でもPPと紙を分離してそれぞれを再利用することは可能。すでに大手製紙メーカーや多くの再生紙メーカーで再生分離工程を整備し、紙のリサイクルがすすめられている。 一方、ラミネートされた紙や分離されたフィルムをRPF(固形燃料)化して、企業や自治体施設のボイラーの燃料とする動きがある。 (「GLOSS PROCESSING」東京都光沢加工紙協同組合より) Q光沢加工されたものをゴミとして排出する場合、燃えないゴミに分類されるのでしょうか。 A光沢加工されたゴミは可燃ゴミです。東京都清掃局から排出事業者及び収集運搬業者に出された文章では、「紙にビニール等コーティングしてあるものは紙くずとして扱う」と明記されている。 さらに、この文章では、紙加工品製造業、出版業、印刷業等で発生するコーティング紙は、本来産業廃棄物だが、可燃ゴミとして一般廃棄物と一緒に焼却し、燃える殻を埋め立て処分することもあわせて通達している。 (「GLOSS PROCESSING」東京都光沢加工紙協同組合より)
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2000/07/11 00:00:00