本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

PAGE2001基調講演

基調講演のご案内


2/7(水) 10:00〜12:00 プリンスホテル3F「天覧」  

eビジネスとしてのグラフィックサービス
 Mills Davis

原稿をXMLにして紙とWEBでワンソース・マルチユース化すること,それらと関連してWEBやDTPのページ生成の自動化,DTPとプレス以降の情報の流れの関係づけや印刷のFA/CIM,全社的なデジタル情報管理システム,営業活動や顧客サポートの情報化/知識ベース化,顧客とのリアルタイムなコラボレーション関係を築くこと,そうしたことを容易にするEC機能の提供サービス,などなどeビジネスの要素がそろいつつあるとともに,具体的な姿が描かれ始めた。
ジャーナリズムの植え付けたECの印象から離れて,グラフィックのビジネスで重要なことは何か,今日のさまざまなグラフィックサービスをeビジネスとしてどのように統合化するのか,どのように自社のテリトリーを決めるのか,などを考える。


基調講演のためのMills Davis からのメッセージ

Mills Davisプロフィール

グラフィックアーツ業界に20年以上の経験を持つアナリスト,コンサルタント。グラフィックアーツのデジタル化,ネットワーク化に焦点を当てた将来ビジョンを語る第一人者。PAGE98ではデジタルロードマップ・プロジェクトを紹介したが,その後もグラフィックアーツのFA,eビジネスのアーキテクチャ作りに関わってきた。


参考:PAGE98基調講演
参考:IT革命は一過性、必要なのは印刷のOS作り
参考:ドッグイヤーのIT時代で挫折しないためには
参考:真似事でお茶濁すは、eBusiness敗残者への道
参考:仕事の価値低下、ITは儲からず。どうする?




2/7(水) 13:20〜15:00 プリンスホテル3F「天覧」  

2050年のグラフィックアーツを想像する
 和久井孝太郎

『デジタル革命』は,デジタルIT産業革命であると同時に,メディア革命でもある。『デジタル革命』を社会の進化に結びつけるためには,個々人の『自立』が不可欠で,その中核に『メディアからの自立』がある。世界観や人生観,価値観の形成と行動様式は,各種のメディアがもたらす情報に支配されている。これまでのような後知恵としてのメディアリテラシだけでは不十分で,目先の課題を追かけるだけでなく,先知恵として21世紀のできるだけ遠くまでを想像する必要がある。権力の予言や予測をあてにしてはならない。

和久井孝太郎プロフィール
NHK技術本部,副本部長・経営主幹(ハイビジョン実用化総括責任者),電通顧問を経て1998年にJAGAT副会長就任。メディア,情報化関連委員会を主幹
近著「デジタル革命とメディアのプロ
参考:commentaryのページ
参考:電子は第2のリンゴ

参考:10年後〜ン十年後の自社の姿は?


2/7(水) 15:00〜16:00 プリンスホテル3F「天覧」  

グラフィックアーツの中期的課題

コンファレンスのトラックに沿って,21世紀初頭のメディア,コンテンツをめぐるデータ管理,XML,eビジネス,FAや新ワークフロー,カラーの標準化,ネットワーク対応など,これから3〜5年の間にグラフィックのビジネスで重要となる課題を考える。PAGE2001の全体像を描き出すサマリーのセッション。
参考:昨年PAGE2000の報告記事があります。事前にご覧いただくことをおすすめいたします。


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2000/12/19 00:00:00


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