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プリンターズサークル12月号

最新号のご案内
◇印刷による情報化(20世紀)から、高度情報化による印刷(21世紀)の時代へ◇
 エジプトのナイル河畔に立つメムノン像は,トロイ戦争でギリシャの英雄アキレウスとの一騎打ちに敗れて葬られた,暁の女神の息子をしのぶモニュメントで、毎朝母の光が当たると音を発するといわれます。光が音に変わるこのエピソードは,そのまま今日の印刷・映像・音声がボーダレスとなるクロスメディアの時代を暗示しているように思われます。
 グーテンベルグによる印刷術が20世紀社会の情報化をリードし,出版文化の隆盛に始まり消費社会の豊かさを生み出しましたが,世紀末にいたり,電子による新しいメディアの誕生とメディア間の行き来,統合が起こり始めました。21世紀はこれをベースとする高度情報化の世界が実現し,その後押しによりデジタル印刷ビジネスが花開く時代になるものと予測されます。
◎12月号特集では,20世紀の印刷ビジネスの歩みと課題を掲載し,1月号で21世紀の印刷ビジネスの方向について掲載いたします。
◎注目の新連載『成功するメディア提案実践講座』がスタート。乞う,ご期待!

特集/20世紀の印刷を振り返る
   複製・量産技術として情報伝達、文化の担い手を務めてきた印刷は20世紀に至り、専門技術によって消費社会を支える産業として飛躍的な発展を遂げた。しかし世紀末に至り、社会のデジタル化、汎用技術の登場により印刷の位置付けそのものの見直しが迫られている。新たな時代へ対応するには、印刷の変身が前提だが、そのためには20世紀に確立した印刷ビジネスの強み、弱み,課題と可能性を整理し対策を考える必要がある。 
1.20世紀の印刷を振り返る (JAGAT編集部)/20世紀−印刷の世紀(全体編)
2.文化の大衆化に貢献 (上智大学・植田康夫)/20世紀の印刷文化編
3.出版がリードした初期、拡印刷が加速した高度成長期 (印刷ライター・青山淳夫)/印刷ビジネス編
4.印刷機の高品質・高速・自動化が急速に進展 (JAGAT客員研究員・泉和人)/印刷技術編
5.日本語DTPの課題は伝統的組版技術の継承 (リョービイマジックス顧問・澤田善彦)/組版編
6.20世紀を支えてきた職人芸 (坂本恵一)/製版編

◇特別企画/WindowsPCによるサテライト分散編集型自動車情報システム(福博総合印刷株式会社/大倉電機サービス株式会社)
● クライアント側が効率的な制作システムを求めてDTPシステム構築をめざす傾向が増加しており,印刷側がシステム開発・サポート出来るかどうかが受注獲得の要件に挙がってきた。印刷会社とシステム開発業者が共同開発・提供した実際例を,スペシャルレポートとして紹介する。
・WindowsOSによる制作システム構築が増加/遠隔地制作拠点でも本社と同等に運用/営業担当者個人がページ制作/組版DLLプログラムの特長

◇THE プロフェッショナル→ビジネス改革するプロのための実践情報
1.(新連載)成功するメディア提案実践講座/印刷だけに固執しない企画提案のノウハウ:第1回提案業務の手順と方法(湾岸道路・苅田和房)
・プロモーションという考えとアウトソーシング/企画提案の業務プロセス/メディア・プランニング上のワークフロー/4.受動型業務の問題点
2. 初めて学ぶXML XMLで実現できること/XSLによるフォーマット−XML文書を組版する(1)(岸和孝)
・XSL変換プロセッサ/XSL変換〜フォーマッティング/スタイルシートの違い

◇連載−デジタルビジネス編→知識の幅と奥行きを広げるページ
○DTP制作見積もり講座−DTP制作工程の料金体系その4(トーク・山本徳太郎)/1.出力料/2.面付け料/3.データ管理料)
○ CircleDictionary(早稲田大学・中野潔)/GIF(ジフ,Graphics  Interchange  Format)/PNG(ピング,Portable Network Graphics)
○InputOutput(JAGAT・小笠原治)/安定志向の終焉−社会階層を生み出すリテラシーの差−/課題はメディアリテラシーの向上
○気ままな印刷人日記(坂本恵一)/鬼も必要,仏も必要,期待される幹部像!/幹部の仕事・人もうけの仕事

◇連載−DTPエキスパート編→受験・更新とエキスパートビジネス
○DTPエキスパート認証試験対策講座(日本写真印刷・田邊忠)/CTP/PDF
(出題例)
1. 紫外線露光をする従来のPS版が(A.銀塩 B.ジアゾ C.サーマル D.電子写真)方式が中心であるのに対して,CTP用では異なる版材が使われる。CTP用の新しい版材として(E.銀塩 F.ジアゾ G.サーマル H.電子写真)方式があり,高出力の(I.可視光 J.紫外 K.赤外 L.X線)レーザで露光した後,加熱処理や現像処理を行うものが多い。この方式は明室で扱え,他方式に比べて(M.解像度が低い N.解像度が安定しない O.解像度が高い P.ソフトドットになる)。
2. Acrobat4.0に対応するPDFのバージョンは(A.1.2 B.1.3 C.1.4 D.2.0)であり,日本語などの2バイトフォントは(E.PSフォントならどれでも F.TrueTypeフォントならどれでも G.埋め込みを許可されたもの)が文書と一体になるので,校正から出力に至るワークフローに大きな影響与えると考えられる。(→選択問題,解答は本ページ末)
○DTPエキスパート 仕事の現場(日本非破壊検査・佐久間郁子)/手探りでDTPを実務に活用 知識整理のために受験。

◇PC REVIEW→ビジネス感覚,視野upページ
・ BOOKS(東京マーケティングブレーン・前田孝夫)/『ヒロスエが藤原紀香に勝てなかった理由』『消費資本主義のゆくえ』
・DESIGN(テックデザイン・斉藤和弘)/もはや戦後ではないこの業界
・PUBLISHING(日経BP社・吉田直人)/私論・ブックオフと出版業界
・Digital Document(PDFイニシアティブジャパン・井上務)/デジタル化と知的所有権
・ News Clip(印刷周辺の最新話題):ブロードバンドインターネット事業発表/NRI,ビジネスレポート無料公開/各社で日本語ドメイン登録開始/高速イーサーネットの試験サービス開始他

◇PC企画特集→テーマ別ビジネスパートナー情報の集約
・ハイエンドデジタルカメラの普及状況/デジタルフォントの動向

◇PCテック・イン→実用の新機材・技術の紹介
○大量文字物組版ソフト ブックエディタ「MC-B2」 

◇カレイドスコープ→キラリと光る情報コーナー
○ 耳へ宣伝効果を狙う「音の出るポスター」

◇データ・アイ→データからビジネスを多角的に捉えるトップページ
○ 印刷業のM&A,環境と対応

◇機材ニュース/最新情報22件を紹介

◇読者の広場
○PC情報局:プレゼント=「2000−2001機材インデックス」を5名様に
○近況だより:「PDFによるデータ配信についてはたいへん興味があるので,10月号特集「使える! リモートプルーフ運用のコツ」はタイムリーな企画でした。今後も続けてフォローして下さい(大阪・上林弘子)」「社内報の制作を請け負う会社で働いています。最近,顧客から「リモートプルーフのシステムを将来取り入れたい」との要望があり,あわてて勉強を始めました。しかし,どこから手をつけて良いか途方にくれております。10月号の特集はとても参考になりました。まず本記事で勉強して,早い機会に顧客へシステム提案ができたらと考えております(福島市・大泉貴司)」「ようやくわが社にも,SGML,XML導入の気配が……。私個人も現在,勉強中です(京都市・吉廣正人)」
○PC CLOSE UP:「SPOON Wネームウォッチ」発売/交通費集計システムサービス開始/「配色イメージチャート」発売他
○タイアの西洋占星術/12月15日→1月14日

DTPエキスパート認証試験対策講座/出題例・解答→1.B.G.K.O.2.B.G.

2000年
 1月号2月号3月号4月号5月号6月号7月号8月号9月号10月号11月号
1999年
 
1月号2月号3月号4月号5月号6月号7月号8月号9月号10月号11月号12月号
1998年
 1月号2月号3月号4月号5月号6月号
 7月号8月号9月号10月号11月号12月号
1997年
 8月号9月号10月号11月号12月号

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2001/01/05 00:00:00


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