本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

各地の声(2001.1)

1月の売上高前年比は4.2%増、受注件数は同1.9%増であった。

福島:出版,商業,事務

地域経済の動向として、売上・利益見通の全ての面でマイナス幅の拡大が続いている。印刷業界にあってもこの傾向が久しく続いている。 2001年も、印刷の構造変化により期待の薄い年になりそうな気がする。

栃木:出版,商業

価格競争が前にも増して激しくなってきている。お客様のデータ使用が多様化してきている。また,パソコンを使った軽作業は,お客様が自社で始めてきた。

茨城:商業

前年にスポット的にあった売上額の高い仕事が複数の要因でなくなってしまった。これまでは替わりの仕事が入って穴埋めしていたが,今月は売上額の低い仕事に替わってしまった。提案営業で付加価値の高い仕事を多く受注していきたい。

千葉:商業

非常に厳しい状況である。世の中が動くのを待つ前に、何か仕掛けなければ・・。

東京:出版,その他

デジタル製版業(出力)が落ち込んでいる。DTP組版も従来型でない業態に仕事が流れているようだ。

東京:商業

激しい価格競争の中,少しでも紙価値上がり分を売価に反映させるべく営業活動を行なってきたが、ここに来て再度紙価が軟化傾向になり、価格競争に拍車をかける結果になっている。

東京:出版,商業

受注量は多少増えたが、利益があまりなく非常に苦戦している。印刷業界だけでなく,全製造業も同様のようである。戦略を練って利益を上げるよう、全社を挙げて努力している現状である。

東京:出版

定期刊行物のページ数が全体にダウンしたため、一件当りの受注金額は低価格傾向にあるが、経費圧縮に努め経常利益は確保できる。

東京:事務,その他

損保の合併による一時的特需のため,受注,売上増になった。

東京:出版,商業

昨年の特需がない分,売上は高く望めない。その分、新しく「利益確保の新政策」を打ち出し、2月中に軌道に乗せたい。強い企業作りのチャンスとも考えている。会社全体に、変革とスピードが分岐点になると思う。

愛知:出版

この3月,4月は,3年振りの繁忙期になりそう!! プライスダウンにより利益?の状態。マルチメディア、DB関連の仕掛かりが多くあり,付加価値に貢献できるのを期待!(1億近くあり)

京都:商業

厳しい。当社はたまたま9月―1月は好調。受注残の売上。

香川:商業、事務

全体として景気が上向いているとは感じられない。今年に入って1月,2月の出足は悪い。 商業印刷関係は可もなく不可もなくといった状況で、事務用関係は、伝票類はまあまあだが、報告書等の文書印刷関係では一昨年当りからデジタル化による内製化の影響が強く出て、仕事はかなり減少してきている。 官庁関係は、入札がオープンになり県外の業者で当地に営業所を持っている企業はかなり入ってきており、競争は激しくなっている。また、発注条件としてISO認証をからませてくるといったことも、そろそろ出てくるかもしれない。

岡山:出版,商業,事務

IT関連の「取説」「マイライン申込用紙」などの同業者受注が増加傾向にある。ただし,受注価格は極めて厳しく,採算維持の操業が難しくなっている。一般ユーザーからの受注は,価格軟化と量の減少で依然低迷している。

福岡:商業

常に革新あるのみ。

(出典:社団法人日本印刷技術協会 機関誌「JAGAT info 2001年3月号」より)

2001/03/06 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会