技術の平準化がもたらした印刷価格の下落により、売り上げを追いかけても利益が伴わない状況が続いております。一様な技術をもちさえすれば経営が成り立つ時代は、既に終結を迎えたといえます。
単なる発注先ではなく、ビジネスパートナー化へ。顧客の視点は変化を求めています。
それらに応えていくためには、個々に戦略を練り直し、改めて自社のマーケティング活動を見つめ直す必要がありそうです。
経営者必須のプログラム[Premier Proglam series] 第2弾、『経営シンポジウム』では、業界全体の共有課題として、この問題を提起し、来場の皆さんとともに活路を模索していきたいと考えております。
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2001年10月24日開催、「経営シンポジウム2001」プログラム |
● 第一部 ●
【基調講演】 (13:30〜14:30予定)
「マーケティングの進化(過去・現在・未来)」⇒[要旨全文]
講師:塚本 芳和 氏 元(株)電通/常務取締役、(株)エレクトロニック・ライブラリー/相談役
ITの進化とともに、社会は情報化時代を迎えつつある。情報化時代のビジネスやマーケティングは、工業化時代とは異なった原則によって行われることが予想される。そのコンセプトは「顧客主義」であり、逆マーケティングである。
現在は、工業化時代から情報化時代への進化の過渡的、段階的な時代である。これからの変化は、個々の企業にマーケティング・イノベーションを迫ることとなる。
マーケティングにおける経営の役割は、時代の潮流をしっかり見極めて、社内の統合をはかることにある。
このような「情報化社会への変化」の中にあって、あなたの会社はどのような状況にあるのか、現在実践しているマーケティング活動の根底にある「基本的な仮定」について、洗い出す時期である。
マーケティングは「自分を知る」ことから始まる。
▼ 講師略歴
塚本 芳和(つかもと・よしかず)氏
元(株)電通/常務取締役、(株)エレクトロニック・ライブラリー/相談役
1930年東京生まれ。1954年東京大学農学部卒。1959年農学博士号取得。
同年(株)電通入社後、調査、マーケティング、連絡、システム開発、総合開発、総合計画室などを経て、1983年メディア開発局長に就任。以後、1987年取締役・総合計画室長、1989年常務取締役を歴任。1995年顧問と同時に(株)エレクトロニック・ライブラリー代表取締役社長に就任し、1999年、同社相談役、現在に至る。
著書に、「電子メディアの近代史」「マルチ・メディア曼荼羅」他、多数。
● 第二部 ●
【パネルディスカッション】 (14:45〜17:00予定)
「JAGAT会員企業からの報告とパネル・ディスカッション(仮)」
JAGAT会員印刷業で、近年目覚しい活躍をされている企業の中から4名の経営者に近況報告をいただき、標記テーマに関したパネル・ディスカッションを行います。
<予定パネリスト>
◆ (株)石田大成社/常務取締役関東事業部長 阿部 乙彦 氏
◆ (株)大鹿印刷所/代表取締役社長 大鹿 洪司 氏
◆ 川口印刷工業(株)/代表取締役社長 吉田 幸一 氏
◆ 渕上印刷(株)/代表取締役社長 柳 正保 氏 (社名50音順) ⇒
[パネリスト企業紹介]
開催要項 |
● 開催日時
2001年10月24日(水)13:30〜17:00
● 会 場
東京・虎ノ門/発明会館ホール
港区虎ノ門2-9-14(Tel:03-3502-5499)
● 対 象
印刷及び関連業の経営者・役員・管理職の方
● 主 催
社団法人日本印刷技術協会
● 定 員
200名
お申し込み方法 |
経営シンポジウム2001参加申込書 に必要事項を記入の上、(社)日本印刷技術協会・経営シンポジウム2001係までFaxにてお申込みください。受付順に参加証並びに参加費請求書を送らせていただきます。参加費は10月19日(金)までにお振り込みくださいますようお願いいたします。なお、お申し込み後のキャンセルはいたしかねます。
● 参加費
一般 21,000円/JAGAT会員 15,750円
● 参加費振込先
口座名:社団法人 日本印刷技術協会
富士銀行 中野支店 (普)202430
● お申込み締め切り日:2001年10月19日(金)
● お問い合わせ先
社団法人 日本印刷技術協会 マーケティング部
〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11
Tel:(03)3384-3112 Fax:(03)3384-3116
*記載内容は諸般の事情により、変更となる場合があります。
2001/08/20 00:00:00