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プリンターズサークル7月号

2001年7月号ご案内!

◇ 特集/変わる検版の役割とCTPの品質保証
● CTPが本格的に普及しようとしているが,営業,生産現場,クライアントにはまだ不安が大きい。
● その大きな原因は,それぞれの工程で従来行ってきたチェック,校正体制が働きにくくなるからである。
● とりわけフィルム出力後に行ってきたチェックをどの段階でだれがどのように行うかを中心にチェック体制・流れを見直さなくてはならない。
● 現在もっとも注目を集める上記課題について,先行する企業の多数の事例を通して解決策を探った必読特集!!
1. CTPワークフローにおける理想の検版とは(文祥堂印刷・吉川昭二)
・ 品質保証が最重要課題/CTPにおける検版とエラー要因/検版システムをいかに使うか
2.PDF・CTPワークフローと検版(遠藤印刷・遠藤憲治)
・ デジタルワークフローではCTP導入が必須/検版の現状は目視が中心/PDFを積極的にCTP運用に利用/Acrobat5.0を用いた検版/Acrobat利用における問題点
3.難易度別にCTP検版のフローを構築(三松堂印刷)
・ 検版はアナログ製版のスタッフが兼任/検版システムについて
4.目視中心の検版ながら重点チェックポイントをマニュアル化(オカムラ印刷)
・ これまでの検版体制/CTPワークフローでの検版/検版システムについて/データの段階で完璧を目指す
5.CTP導入と品質保証・検査体制について(プロスパークリエイティブ・木下澄男)
・ 印刷・製版業界を取り巻く環境/CTP導入と関連機器の普及/品質向上・品質保証が生き残るための条件/品質向上・品質保証と構成・検版システム/校正・検版システムに求められる機能と機種選定/CTP導入による新たな校正・検版の流れ/校正・検版システムと新たなソリューション/CTP導入では新たな品質保証・検査体制の構築を

◇特別企画/座談会:画像レタッチとプリンティングディレクター/仕掛けるディレクション,くみ取るディレクション(出席:デジタルデザインラボラトリー・石川淳哉/プリンティングディレクター・坂本恵一/カラーズ・平原篤邦/日本フォトファブリケーション協会・向井一之)
● DTPからCTPへフルデジタル化が進行する一方で,入り口段階のデジアナ色校正問題は未解決のまま。
● 今後のプリンティングディレクターに必要な能力との関連から,デジタル技術を活用した色再現の課題について,第一線で活躍するメンバーが討論。
・色演出の理想と現実/プリンティングディレクターの報酬をどう賄うか/教育・社会的認知のためには

◇THE プロフェッショナル→ビジネス改革するプロのための実践情報
1(新連載)コンテンツ活用のためのデータベース構築入門:第4回/SIの選定(デジタルメディアシステム・江本博治)
 ・データの再利用と将来構想/新旧交代における矛盾/実現への確かな歩み/費用と効果
2.印刷物設計ゼミナール:最終回/色の論理を知り活用しよう(Studio Flash Cube和田義徳)
 ・表色系/トーン図/色環/実際に活用したいトーン図/暖色

◇連載−デジタルビジネス編→知識の幅と奥行きを広げるページ
○DTP制作見積もり講座−第14回:デジタル編集作業の積算方法(トーク・山本徳太郎)
 ・デジタル編集料・DTP組版料/「表紙・付物類の場合/「本文」の場合
○CircleDictionary(早稲田大学・中野潔)DVD-R,DVD-RAM,DVD-RW,DVD+RW/DRM
○InputOutput(JAGAT・小笠原治)/経験と受け取り,どちらも欲しい――インフラとしてのパソコンの取り組み方とは――
○気ままな印刷人日記−第122回(坂本恵一)/デジアナ変換,画像修整演出,再現語録その2.
 ・言えばわかるオペレータは,言わなくてもわかる。言ってもわからないオペレータは,言ってわからない/再現された画像が,良いのか,悪いのか,オペレータにわからない場合が多い/ヒューマンカラーコミュニケーション,ヒューマンデジタルコミュニケーションとは,クライアントとプリンターの,相互乗り入れであり,E(エディター)+D(デザイナー)+P(プリンター)の共同作業ということである

◇連載−DTPエキスパート編→受験・更新とエキスパートビジネス
○DTPエキスパート認証試験対策講座(JAGAT認定DTPエキスパート・影山史枝)/版面の設計・グリッド
(出題例)
1.版面の設計
 判型に占める版面の位置,つまり天地左右に設けるマージンの取り方では,見開きの左ページと右ページの版面位置関係や面積が考慮の対象になる。書籍の版面は,ひとつのページのなかで,(A.文字組みが占有する B.製本仕上げ C.図版が占有する)部分のことで,本文部分の各ページの版面は同一である。また左右両方のページをひとつの図版として捉えるため,判型に対する版面が中央に位置(D.するのが常識 E.しなければならないもの F.していることは稀)である。マージンと版面の取り方には諸説あるが,判型に対する伝統的な書籍の体裁はのどあきが,(G.一番狭く H.一番広く I.マージンの平均値となり),次に天,小口,地の順となるのが一般的である。
2.グリッド
 活版印刷時代の紙面レイアウトは,余白,文字サイズ,行長,行間などが画一的なことが多かったが,それに対して,非対称なグリッドをベースにした印刷紙面制作の考え方が,(J.バウハウス K.アールデコ L.アールヌーボー M.ダダイズム)とともに出現した。この考え方により,デザイナーが最初にレイアウトを作成し,印刷に関する詳細な指示を書き込んでから印刷会社に渡すという流れが生まれた。DTPソフトにも取り入れられ,文字組みやレイアウトのフォーマットなどをデザイナーが設定し,それを(N.図版化 O.テンプレートに P.版下台紙に)して再現できるようになった。
(→選択問題,解答は本ページ末)
○ DTPエキスパート 仕事の現場(コアラテレビ・黒澤修史)/「DTP知識でより深く仕事に踏み込める」

◇PC REVIEW→ビジネス感覚,視野upページ
・BOOKS(リョービイマジックス・澤田善彦)/bit別冊インターネット時代の文字コード/知恵蔵裁判全記録
・MARKETING(宮城大学事業構想学部教授・外川洋子)/世界に後れを取る日本の小売業
・ADVERTISING(コミュニケーション・ストラテジスト・大槻陽一)/「謝る」ことの難しさ
・Digital Document(PDFイニシアティブジャパン・井上務)/PDF最新情報(1)
・News Clip(印刷周辺の最新話題)
・ 電子書籍用電子カタログ配信/画像に文書・図面を隠すソフト開発/Eメールを使ったメンテナンス開始/ネット上で折り込み広告掲載/XML Publishing Forum 設立/カラー電子ペーパー共同開発へ

◇PC企画特集→テーマ別ビジネスパートナー情報の集約
 ・CTPの効率運用に欠かせぬプリフライト・検版

◇PCテック・イン→実用の新機材・技術の紹介
・ コダックプロフェッショナルDCSプロバック(コダック) 

◇カレイドスコープ→キラリと光る情報コーナー
 ・食と農業と環境のデータベース――ルーラル電子図書館

◇データ・アイ→データから多様なビジネス変化を捉える巻頭ページ
 ・追随でなく,自立性が必要なISO認証登録へのチャレンジ

◇機材ニュース/最新情報20件を紹介

◇読者の広場
○PC情報局:7月号読者プレゼント/「DTPエキスパートスーパーカリキュラム」を3名様に
○近況だよりから:
・「5月号特集を読んで元気に――当社は小さな印刷会社なので,他社と差別化を図らなければ生き残っていけません。この課題に対して方法を練りたいのに,全く思いつかないので困り果てていたところ,5月号の特集「顧客支援型サービスが価値を生み出す」を読みました。「なるほど」と思う部分と,「これは当社に無理だなあ」と感じる部分とがあり,おかげで,やっと頭が「回転」して,すっかり元気になりました。こういった具体例があると,非常に参考になります」(北九州市・下田俊明)
・「梅雨の楽しみ――いつも時間に終われるようにMacの前に張り付いていますが,休憩場所の窓から,歩道に植えられたアジサイがたくさん咲いているのが見え,疲れた目と頭にはいい気分転換となります。毎年,梅雨ならではの楽しみとなっています」(国立市・池田紀子)
・「連載記事を生かします――連載「印刷物設計ゼミナール」を興味深く読んでいます。現在はDTPのオペレーションが中心ですが,将来的にはデザインも勉強したいと考え,制作に生かしてゆきたいと思います」(所沢市・山田良雄)
○PC CLOSE UP:
・業界最小級のマウス発売/フォトコンテスト2001実施/1000分の1縮尺の電子地図帳発売/アメリカン・グラフィックデザイン他

◇タイアの西洋占星術/7月15日→8月14日
* DTPエキスパート認証試験対策講座/出題例・解答→ A→F→G→J→O 

2001年
1月号2月号3月号4月号5月号6月号

2000年
1月号2月号3月号4月号5月号6月号7月号8月号9月号10月号11月号12月号|  

1999年
 1月号2月号3月号4月号5月号6月号7月号8月号9月号10月号11月号12月号

1998年
 1月号2月号3月号4月号5月号6月号
 7月号8月号9月号10月号11月号12月号

1997年
 8月号9月号10月号11月号12月号

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会員17,640円/一般20,160円(税、送料込)

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2001/08/27 00:00:00


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