各地の声(2001.08)
山形:商業
昨年度に比べて急速に悪化している。例えば,付加価値が4%下落,といった点である。とにかく,今年度は我慢と考え行動する。
茨城:商業
QCD(品質・経費・納期)を追求した一括発注と一部差し替えの印刷物や制作システムがますます進歩し確立されるだろう。その上で,重要になるのが柔軟性とスピードである。日々勉強である。
千葉:商業
相変わらず受注減と価格競争で苦労している。
東京:出版,商業
8カ月連続で受注目標を達成した。要因は,(1)営業部の受注促進意識などの充実で組織の機能化が図られたこと,(2)新人(入社2,3年)が力を備えて戦力になったことで,実力向上は今後も期待できる。生産性もこの厳しい環境の中では健闘している。やはり,全体の意識改革が浸透しつつあると思う。
東京:製版
売り上げは落ちているが収益は上がっている。経費の節減と採算に合わない仕事をほんの少しだが断っていること,付加価値の高い内部の仕事が減っていないためである。しかし,先はわからない。
東京:出版,製版
8カ月経過して現状は黒字だが,これから後半の見通しが立たず赤字になりそうである。まだ,アナログがありこの切り捨ては必至かもしれない。
増益増収は大手のみで小は消えていくのみである。これで良いのか!!
東京:商業,事務,その他
相変わらず過当競争の渦に巻き込まれている現状である。当社のメインの金融関係が特にひどく困惑している。それでも人は助けてくれない。
自社努力によって,不況を乗り切る覚悟である。全社で英知を出し合い不況を克服する。
東京:事務
前年の8月も低調だったが,かろうじて前年実績を維持したという感じである。
東京:出版
8月度の出版印刷では,小ロット,中ロットの上製本受注が目立った。また,出版印刷に絡んでURLの注文が増加した。
東京:出版
仕事の受注量が近年になく落ち込んだ8月であったが,9月も増加する見込みはない。非常に厳しい状況になりつつある。
岐阜:商業,事務
7月,8月の売り上げが昨年より大幅に減少して,厳しい状況にあり,一層の変動費の圧縮が必要である。
大阪:商業
マイカルの会社更生法申請による連鎖倒産と,さらなる価格競争で心配せざるを得ない。ダイエーの株価が100円になってしまった。
大阪:紙器
7月まではそこそこ仕事があったが,8月はヒマである。
福岡:出版
景況は悪くなるばかりである。新規受注物が今年生じたために今のところ前年より増収増益になっているが,下期は従来の顧客からの注文が減じるため,通年としては前年並みかそれ以下となる見込みである。
福岡:出版
8月としては記録的な売り上げとなった。新しい期が始まりまあまあの経緯で進んでいるが9月の出足が悪い。9月以降のがんばりに期待しよう。10月は大幅な設備投資を行う。
福岡:商業
今期の売り上げは昨年とほぼ同額の予想である。利益は,コストダウンを図っているため昨年より増加しそうである。
鹿児島:出版
今度,ISO14001を取得した。
出典:「JAGAT info 2001年10月号」
2001/10/14 00:00:00