各地の声(2002.03)
北海道:出版,操業,事務,フォーム
非常に厳しい。
福島:出版,商業,事務
3月度は毎年のことながら繁忙期である。しかし,昨年と比べて数字上はあまり良い月ではなかった。労働時間が上昇し諸材料を多く消費して売上高は低い。経営上は大きな課題を残した月であった。
東京:製版
短納期の仕事が多く,高品質で短納期納品。まさにオンデマンド印刷である。
東京:出版
受注残高(仕掛)が減っている。
東京:出版,商業
1月に不良債権が発生し、目下特別利益対策と称し各部署,全社員で対応している。これを機会に組織や人事も改革したいと考えている。8月に新工場建設と新システム導入など慎重の上にも積極経営を目指す。企業の生命はマンパワーであり、活力こそ源であると徹底させ創益経営を目指す。
東京:出版、製版
やたら忙しいのに売上高が伸びない。効率の悪い仕事が多いのとデジタルになって「ムダ」と「ミス」がものすごく多くなって,信用がなくなったり、利益が少なくなったりの状況である。
千葉:商業
官公庁の仕事の減少と価格破壊による値崩れがひどい。同業者同士のおろかな競争に空しさを感じる。無論,負けるわけにはいかないが,営業の足と、印刷+提案による印刷以外の企画商品で差別化を画している。
東京:製版
大口受注先の印刷会社からの仕事が減ってきている。したがって,受取手形が激減,新規開拓のお客様の仕事は振込みが多い。結果として売上は落ちているが,キャッシュフローは好転、皮肉な話しだ。1月が大幅赤字、これをどう取り戻していくかが課題。過去のように一辺に取り返す目は出てこない。
新潟:商業
生き残りをかけてサバイバルレースの真っ最中。
福井:商業、フォーム
クライアントは3月決算を意識してか、3月中は発注行動を控える企業が多かった。昨年、前倒し発注が結構あったのと比べ様変わりした。しかし,4月に入り急速に受注環境は良くなっている。ただし、より短納期を要求される。
大阪:商業
プリプレス段階で時間が掛かる受注が重なって、3月は売上の谷間(仕掛かり増)になっている。
大阪:商業
大阪の印刷業界の地盤沈下には一抹の不安を感じている。しかし、今年度の目標に向って,情熱と確信チャレンジしていきたいと思っている。
大阪:その他
売上が伸びない。10月〜3月期の上半期に対する比率は89.52%である。販売単価が低落気味。仕入れ等の変動費および固定費削減をするも営業利益の対前年同期比は82.29%。
岡山:商業
止まることのない価格競争は,印刷業界全体の体力を消耗させてしまい、他業界からの進出を加速化することになりかねない。業界リーダーの牽引が今こそ必要である。
広島:出版,商業
全体に値段が下落傾向。受注件数は前年より増加しているが、ロット、単価とも下落している。
山口:商業
1月,2月は昨年から引き続いて売上高,利益率が減少。3月期は売上は多少減少したが利益面でほぼ昨年並になった。4月期の推移を見守りたい。
福岡:商業
3月期としては初めて赤字月となった。わずかだが動きがおかしい。官公需の落ち込みがひどい。元々少なかったが限りなくゼロに近づいている。
福岡:商業
今後も流通業界の落ち込みが予想される。今後もコストダウンおよび新規開拓に力を入れる。
沖縄:商業
県内景気は一部回復感が強まっている業種もあるが、全体としてはなお停滞感があり個人消費も力強さを欠いている。印刷業もきびしい状況に可変わりはない。
(出典:「JAGAT info 2002年5月号」)
■参照:印刷業界データ
2002/05/01 00:00:00