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インターネットはどのように使っていますか?

〜印刷界OUTLOOK2002(13)〜

2002年4月1日

●増え続ける利用者数

 印刷業界を対象にした電子商取引も登場し,インターネットは社会的にもビジネスにおいても,もはや欠くことのできないインフラといえます。2001年は,ADSLの普及が本格化し,光ファイバーの接続サービスなど,一般家庭でも高速接続や低料金での常時接続が可能になりました。ブロードバンドのサービスが本格化することで,インターネットを利用したさまざまなサービスの可能性が広がり,また政府のeJAPAN計画などもあり,インターネットの普及がますます加速すると予想されています。
 アクセスメディアインターナショナルの行った調査「インターネット白書2001」(インプレス発行)によれば,日本のインターネット利用者は2000年末の推計3040万人から,2001年2月の調査で3263.6万人となり,2001年末では3628万人と推計されています。世帯普及率は46.5%で,地域別にみると関東がトップで,以下,近畿,中部となります。ADSLなどのブロードバンドの普及により,一般に提供するインフラ整備の面などで,地域格差が大きくなっているようです。
 利用者の内訳をみると,2001年末の推計では「自宅,勤務先・学校の機器両方から」が998万人,「自宅の機器から」が1205万人,「勤務先・学校の機器から」が605万人,「携帯電話・PHSのみから」が820万人となっています。「自宅,勤務先・学校両方から」が,高い伸び率(54.5%)となっています。また,携帯電話・PHSからの利用者も急増し,外出先など,どこからでも利用する人が増えているようです。

 ●急速に普及するADSL

 一般家庭でも高速接続・常時接続の利用が本格化しています。2001年はADSLを低料金で提供するサービスが進み,DSL加入者が急速に増えています。総務省の調べによると,2002年2月現在のDSL加入者は約208万回線で,昨年同時期に比較して,200万回線以上の増加です。インターネットの利用内容では,「電子メール」が最も多く,次に「Webでの情報収集」「私信以外のコミュニケーションサービス」となっています。今後,最も利用したい内容では「Webでの情報収集」「ショッピング」「電子メール」の順となっています。

プリンターズサークル 2002年4月号より)

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2002/05/23 00:00:00


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