各地の声(2002.04)
2002年4月の売上高前年比は±0.0%で7ヶ月ぶりに前年割を脱した。受注件数も0.4%増と前年並を維持した。
福島:出版、商業、事務
新年度が始まり多方面に期待したいところだが、連日のマスコミによると日本の内政、外政にだらしない状況が続いている。これは日本の将来に大きな心配を抱かざるを得ない、まずは、足元を見てしっかり歩むのみ。
茨城:商業
リアルタイムに表示し続けることがnetをビジネス活用するKeyではないだろうか。街角の時計搭はついつい見てしまうものである。数量限定のサービス品の残り数とか、利用状況(混雑状況)等が情報提供のひとつである。
千葉:商業
相変わらず不振で先が見えない。
東京:商業
売上の前年比減が続いていたが今月は前年並になった。しかし、利益の前年割は続いている。受注件数は減っていない。売上が小ロット化して手間、経費は変わらないので利益減につながっている。
東京:出版、商業
予測どおり、昨年に比べて苦しい展開になっている。今年は、6月から照準の新規開拓毎に営業の主軸を置く。新しい工場も9月に完工する。CTP導入も決定し、役職人事も見直す。いよいよ今年こそ正念場、真の経営が問われる。いつも書いているが、知恵と想像力、そして感性を兼ね備えた活力こそ全てである。
東京:出版
教科書、学習参考書の改定により、春先に集中し入稿してきたが、CTP価格ダウンにより利益的には予測を下回った。
東京:出版、製版
大変悪くなっている。また、DTPで起こるミス、ムダの全てが制作者にかぶさって来ている。ミスについては必ずマネーがかかわってきている。
山梨:商業
毎月の受注、売上状況を比較すると、常に受注額が売上額を下回っている。とにかく、受注の確保が最重要である。4月以降、印刷機の計画停止が目に付く。当社としては内部を常に満杯にして他は外注処理するが、内部も満杯にできない状況で苦戦している。
富山:出版、商業
売上に関しては下げ止まりが見えない。後ろ向きであるが固定費を押さえて何とか昨年並の利益確保をしている。
愛知:出版
受注件数が減少したが、ページ物の部数が拡大している。HPとカタログ作成の2点セットの受注が増えてきた。PDFとページ物の印刷2点セットも客先から依頼されることが多くなった。
岐阜:事務、フォーム
依然として市況は厳しい状況にあるが、新規顧客開拓と新規分野開拓など自社に新しい柱を築き上げてゆく必要性がある。
大阪:紙器
政府は5月の月例経済報告で「景気底入れ宣言」をしたが、近畿では特に当社の受注状況は月を追って厳しく、どこの話かと申し上げたい。
大阪:商業、事務
1〜2ヶ月前より、機械稼動が良くなってきている。
大阪:商業、紙器
今年の1月〜3月は受注の落ち込みが厳しかったが、4月以降回復傾向にある。6月頃までに前年比95%以上になる見込み。製菓、広告企画が安定。
岡山:商業
中小企業経営者はとかく目先のことで一喜一憂しがちである。10年も続いてきた政府の姿勢も、どこか目先にとらわれているようである。3〜5年を予測することはむづかしいことだが、経営そのことのみに専念すれば迷うことはないと思う。
福岡:商業
前年月に対して落ち込むであろう。得意先の見直しを計る。
沖縄:商業
長引く低迷による個人消費等の落ち込みや競合の激化等により、経営は苦しい状況にある。最近は年度内消化の仕事や新年度向けの印刷物等があり、少々上向いている。
(出典:「JAGAT info 2002年6月号より)
2002/06/01 00:00:00