各地の声(2002.06)
福島:出版,商業,事務
秋口から始まる大手得意先のシステム変更に伴う仕事で、前年対比大幅なプラスに転じた。これは,一時的な動きで全般的には低調の一言に尽きる。夏の不需要期を迎え,いっそうの慎重さが求められそうだ。
茨城:商業
先進国の中でも一番初めに取り組むことになるシニアマーケット。シニア向け情報伝達技術や提供ノウハウは強力な武器となり、業績を左右する大きな項目のひとつになるだろう。
富山:出版,商業
営業の生産性が非常に悪い。手間隙かけて受注に結びつけても、価格破壊で営業経費が出ない。ひどいときは工場の利益が吹っ飛ぶ。エリアを絞り込んで地場密着にシフトを変更中。
東京:出版、その他
6月はいろいろあってほぼ前年並み。1〜6月のトータルでは、ややマイナスの売上状況。DTP業界で少しづつ印刷受注を増やしているので、売上はやや減だが仕事量としてはマイナスになっている。後半の見通し悪い。
東京:出版
特に変化はない。
東京:出版、商業
数ヶ月の間に得意先の要望が激変している。@一部プリプレスで24時間体制希望、A価格は会社の特別プライス設定希望、B企画取材、編集制作、発送までの一貫性などなど。
10年までの完全原稿、完全指定など昔の話。全社員に現状認識を正しくさせ、課題を持って、かつ解決していく体質は不可欠。印刷業の変革はまだまだこれからが本番だと思う。経営戦略戦術の徹底遂行が要諦である。
静岡:商業
地場流通業,百貨店,スーパー倒産で競争が厳しいことを実感している。生き残り企業は何社?
大阪:商業
事務用印刷物は減少,アスクル等の通販のせいかも? 商業印刷物に伸びがあるが、価格下落が続いている。
岡山:商業
6月決算で、前期売上は101、受注件数は110であった。3年前にCTPを入れていなかったらこの数字は無理だったと思う。
福岡:商業
今後,地方の流通系の広告費は年ごとに削減傾向にあり、今後とも肥満体質から筋肉体質への強化を図る。
沖縄:商業
地元新聞報道では、徐々に景気の回復が見られる業界もあるとのことだが、印刷業界ではまだそういう気配は感じられない。最近発表された県内法人所得ランキング(4000万円以上の所得を申告した企業)でも、名前が出た印刷業者は常連組み4社のみであった。
(出典:「JAGAT info 2002年8月号」)
2002/07/31 00:00:00