デジタルデータを扱うビジネスにおいて,今後「信頼性」は重要なキーワードになります。ハッキングによる情報漏洩や地震によるデータの消滅などのように,デジタルデータが盗まれたり失われたりしないために,企業は何らかの対策を考えておくことが求められます。しかし,急速な技術の進歩にあわせて,ひとつの企業でシステムからネットワークセキュリティまで全てを完備することは難しくなっています。
データの安全性や効率的な管理をするために,データセンターの利用が増えると考えられます。スペースを借りるコロケーションサービス,ラックを借りるハウジングサービス,システムの監視サービスなど,企業は必要な機能をアウトソーシングすることで,設備投資を抑えることが可能です。
そこで,今回の通信&メディア研究会の見学会では東京電力が出資するデータセンター「@Tokyo」を訪問します。@Tokyoは日本最大の床面積14万平方メートル,安定的な電源の確保,堅牢性でネットワークの専門家からも高い評価をうけています。(現在すでにサービスは稼動していますが,一部建築中で2003年春完成予定)@Tokyoを訪れて,データセンターの最新設備や技術について解説していただきます。
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