各地の声(2002.07)
福島:出版、商業、事務
5月〜7月の3ヶ月間の売上高は順調に推移しホッとしている。6月の半期仮決算では、売上高確保の割には経常利益が減少、課題の多い前半であった。特に料金問題は深刻な影を落としている。
栃木:出版、商業
同業種以外(ソフト関係業種)との競争入札があるようになってきた。(データ→印刷→webと関連有り)
茨城:商業
住基ネットワーク番号が割り振られ稼動し始めた。今後、各企業でも最も重要な情報であるパーソナル情報をリアルタイム収集する事(リアルタイムマーケティング)が可能になった。企業倫理が問われる時代である。
東京:製版
市場は冷え、回復の兆しすら見えてこないものの、弊社は新しい他社にないビジネスモデルを提案することで持続的な成長を図っている。業態革新がキーである。
東京:出版、その他
特定のお得意先のみが忙しく対応が大変。7月、8月に関しては特別に忙しい。
東京:出版、商業
上位得意先2社の不振がそのまま影響している。同業他社の新規参入も含めて、価格競争が一段と激化している。8月から得意先別個別対応と絶対額の利益確保の具体的手段を徹底し、後半に期待。
東京:製版
昨年よりは少しづつだが売上増である。このまま秋、冬の繁忙期に突入してもらいたい。
東京:事務
今年7月の売上前年比は非常に悪いが、昨年7月に証券税制変更に伴う約款関連の仕事が受注できて通年よリ飛び出た売上になっていたからである。
東京:事務、フォーム
あるメーカーの組み版システム製造中止を受け他機種へ乗り換えた。ソフトの投資は仕方ないが、購入4年目のフィルムセッター2000万円を捨てるしかない。消費者志向なし、責任感がない。中小のひがみだろうか?
富山:紙器
本年度7月は、受注件数、売上高目標を達成はしたが月毎ではいまいち安定性に欠けている。今後は、営業部門強化、製造部門のロス・ミス低減を図り、顧客の心をつかみ受注高、売上高を増やす。
滋賀:商業
受注件数は序々にではあるが上向き傾向。ただし、価格については依然厳しい状況が継続している。
京都:商業
総合スーパーの関西ブロックを担当、ブロックの店舗数が半減、全体としての売上は11%のマイナスとなっている。5月頃より減った分、他のクライアントでカバーできるようになった。
和歌山:商業
ますますデフレ価格が進んでいる。特に県特選物である「梅」の販促用チラシ・パンフにおいては、大手業者のかく乱価格に押されている現状である。変な言い方だが、意地の張り合いである。
岡山:商業
政府発表の景気観測は明らかに間違っているとしか思えない。
福岡:商業
7月で今期の10ヶ月が過ぎるが、売上累計前年度比は87.4%で前年割である。今後も肥満体質から筋肉質の企業を目指す。捨てる!、改める!、新しく!の3原則。
福岡:商業
価格競争が激しい中で、スピードと質の向上と量(コストダウン)のための設備投資を積極的に行っている。気分(社員を含めて)を前向きに維持していくのに必死で、何とか乗り越えたい。
大分:事務
最近3ヶ月ほど売上の落ち込みが大きく、資金繰りが窮屈になってきている。夏季賞与も不支給とした。
(出典:「JAGAT info 2002年9月号」)
2002/09/05 00:00:00