各地の声(2002.09)
福島:出版、商業、事務
対前年比売上高が30%増と数字だけ見るとすばらしい。ただし、昨年3月期は期中最低の売上を記録、よって当たり前の数字。
売上高確保が難しい。維持するのが精一杯。原料値上げの話は更なる受注難と経営内容の悪化に繋がりかねない。厳重注意が必要。
茨城:商業
いばらぎブロードバンドネットワーク(仮称)が、来年4月より共用開始される。県内を4ブロックに分けた2.4Gbpsの4リング(約800km)を幹線とするネットワークである。電子文書への対応が第一段階と思われる。
埼玉:商業
多品種小ロット化がますます進んでいる。段取り時間の増大に加え、用紙の値上げが大きく重荷になっている現状である。
千葉:紙器
納期の短縮要求に伴ない残業が増加。
東京:事務
今回は本気で9月21日以降紙の値上げがなされる。年間仕入れが3億円弱でその半年分の10%だから1500万円になる。その分は顧客に転嫁できないので、粗利が減ることになる。不要と思われる購入物件を先送りする等、経費節減が浮かぶ。
東京;商業
売上、受注件数ともに前年より多くなってきている。9月も特需があり前年よりやや上回っているが、これから先は不透明で状況が読めない状態である。また、競争に勝ち抜くには、企画力、営業力が絶対必要である。そこに当社は力を入れているところである。
東京:紙器
大手を含めた適正価格競争を望む。
岐阜:出版
売上はストックがあるためなんとかキープしているが、受注点数、単価ともに下落している。見積もり入札競争激化!
大分:事務
印刷業界に身を置いてから30数年経つが、ここ2、3ヶ月の急激な売上低下は未だかつて経験がない激しいものである。これに対応するため、急激なる社内改革とリストラを断行中。
福岡:商業
9月で48期が終り、売上高は前期に対して83.3%に終わった。来期の予測はかなり厳しい数字になりそう。特に固定費の見直を強くする。
沖縄:商業
上半期の決算では前年同期実績に比べて売上は落ち込んでいるが粗利益,営業利益ともA少々伸びが見られる。それでも一昨年の動機実績には届かない。残された下半期で頑張るしかない。
(出典;「JAGAT info 2002年11月号」)
2002/11/05 00:00:00