CTPが急速に普及しつつある現在,CTP出力のための最適なプリプレスワークフローは確立したのだろうか?また,国内でPDFワークフローが主流になっていないのは何故か?他の印刷会社とのデータ授受のために,現実的な方法は何か?CTPとフィルムレコーダが混在する状況で,効率化するためには何が必要か?
実際のプリプレス部門では,レイアウトソフトの他,WordやExcelといったWindowsアプリのデータ,さらにPDFデータが入稿されるようになってきた。しかし,実際に印刷するためには,さまざまな修正・加工をおこなわなければならない。その上で,プルーフ出力,面付け・大貼りをおこなっている。また,出力面ではCTPの他にフィルム出力があり,他社でのプレート出力・印刷のためのデータ授受への対応もおこなわなければならない。
このように雑多なデータを収集しながら出力をコントロールするには,たいへんな労力と注意力が必要である。
今回のミーティングでは,混沌とした現在のプリプレス部門の状況を総括し,今後のワークフローのあり方について考えたい。
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