各地の声(2003.05)
福島:出版、商業、事務
5月は急激な受注量減に見舞われた。当地は、用紙、資材と非常に荷動きが鈍くなったとのこと。早くも夏場の不需要期の感。当社では完全CTP化でフィルム購入量がついにゼロになった。
茨城:商業
夏の商戦が盛り上がってこない。一部の大手企業社員は賞与の個人負担税率が上がり、手取りが減ってしまったと嘆いているが、中小企業では支給自体が危ぶまれているところも少なくないようだ。
東京:製版
連休以降、仕事量は少ない。元気もなく世の中の流れを見失いそうである。今一度、考え方を根本から考えて見る必要がある。
東京:出版、商業
上位得意先の受注が順調で昨年同期比120,150千円(108%)増となり、利益も約185.000千円の増収増益。年度当初の経営計画と別に、重点推進、改革項目を別冊にして全社員に配布し活用したのも要因。7月からの後半が苦戦しそうなので、7月に新たな第二次の別冊を作成、遂行する。つくづく変化への対応と全社的結束の必要性を痛感。
東京:製版
官公庁の入札がおかしい。気が触れているとしか思えない会社が必ず出てくる。採算が取れるとはどうしても考えられないが、業界を困らせて何か良いことがあるのか?
東京:紙器
とにかく良くない。今後、7月以降がどうなるか不安である。
東京:商業、事務
景気回復は最早無理と思うので、独自の得意分野に挑戦して自社領域を広げるよう努力する。当社は生・損保ユーザーが多く約款等のコロナA判(18.5キロ)またはそれ以下の薄紙の印刷・製本が得意であることをユーザーにPRしている。
石川:出版、商業、事務
環境変化、少子高齢化、人口減少は直接消費に影響を及ぼす。経済のグローバル化、ソフト化に伴い、量で売る時代からの転換が必要と考えられる。会社経営も有形資産から無形資産への転換。
岐阜:商業
印刷作業場(機械)の改築のため休日出勤をした。仮稼動するため、紙の移動などやむを得ないことで大変だった。
大阪:商業、事務
5月度、売上・受注が悪く、特に地方選挙で官公庁の仕事が良くなかった。
大阪:商業
先月、非常に悪い売上だったが、分析すると大きな売上金額が5月にずれ込んでしまったようである。3月〜5月の前年比平均は約100%になる。
岡山:商業
「我社の得意先」という思い込みはほとんど死滅したと思われる。また、個人の関係からの発注も、企業対企業という本来のビジネス関係になって来ている。歓迎する傾向である。
山口:商業、事務
受注点数は13%増だが、受注金額は毎年下降し全体で12%減少。
愛媛:商業
人員減少に伴い外注が増える傾向。内作化で材料関係が増えてきている。用紙の価格アップ(メーカー)は、交渉により最低限に押さえている。
福岡:商業
今月から売上の落ち込みは前年数字に近くなりそうである。後は利益を上げる目標のみ、常にコストダウン、新規得意先との入れ替え。
福岡:商業
1月ぐらいまで前年同月比で2割増の好況が続いてきたが、2月以降息切れがしている。イラク戦争やSARSが意外なところで悪影響を及ぼした。今年度は増収、減益の結果になりそう。
沖縄:商業
新年度に入っても売上は横ばい。利益確保のための変動費押さえ込み努力もなかなか結果が出てこない。苦慮しているところである。
(出典:「JAGAT info 2003年8月号」)
2003/07/29 00:00:00