21世紀に入るとデジタルメディアの機能が一層向上して,日常生活にも浸透する。同時にデジタル情報の大規模アーカイブも進み,デジタルメディアの役割は社会的なものとなろう。それでは人とメディアの関わりも新たな段階が訪れるのだろうか? デジタルメディアは,既存のアナログメディアとどのように交錯するのか? メディアのデジタル化のインパクトを考える。
2/3(木) 9:00-11:00 プリンスホテル2F「琴の間」
A1 eBookはどこまで進む?
モデレータ:(社)日本印刷技術協会/小笠原 治
スピーカー:イースト(株)/下川 和男
(株)ボイジャー/萩野 正昭
(株)アスキー/松本 吉彦
将来は市販の書籍においても電子本が紙の本を凌ぐという予測もある。電子本普及予測の根拠は何か? 電子本はどのような技術で成り立っているのか? 電子本になるとどのようなメリットがあるのか? 本をめぐる環境はどのように変わろうとしてるのかを考える。
2/3(木) 12:00-14:00 プリンスホテル2F「琴の間」
A2 WEBの普及の今後
モデレータ:(株)情報通信総合研究所/野原 佐和子
スピーカー:ヤフー(株)/有馬 誠
(株)日経BP/竹田 茂
日立造船情報システム(株)/小野田 純
WEBは多面性がある。まずビジネス応用というニッチ分野で地位を固め,またTVを追う巨大なメディアになりつつある。双方向性を活かしたショッピングは経済的な影響も及ぼしている。さらにネット上でのコミュニティの形成など,新たな分野も含めて検討する。
2/3(木) 15:00-17:00 プリンスホテル2F「琴の間」
A3 デジタルアーカイブ
モデレータ:凸版印刷(株)/西岡 貞一
スピーカー:大日本印刷(株)/加藤 恒夫
東京国立博物館/高見沢 明雄
社会的な情報の保存/管理であるアーカイブは,歴史の証拠物件であり,揺れ動く今日の文明/文化を問い直す尺度を与える。このデジタル化は文化財や資料の保存・修復・研究・シミュレーション・啓蒙を容易にする。そこからどのような情報活用があるか考える。
1999/11/22 00:00:00